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Vol.26<後編> リノベに適した中古物件、その選び方・見極め方は?【眺望編】

2021年7月31日(土)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。今回は、物件の眺望について。中古マンションを探すとき、多くの方は駅からの距離、価格、広さ、築年数など、数値で表すことのできるスペックで物件を比較検討します。もちろん、それらは非常に重要なポイントですが、数値では測れない重要な要素のひとつに「窓からの眺望」があることを忘れてはなりません。

不動産ブログ|物件の見極め方 眺望編(公園沿いイメージ)

狙い目① 公園沿い・リバーサイド・湾岸エリア

言わずもがなですが、公園や川、海などに面した立地のマンションは狙い目です。
すぐ目の前が建物といった可能性が低く、良い眺望が手に入る可能性が高くなります。
2階や3階などの低層階のお部屋であれば木々のグリーンが見える場合があります。

公園以外にも、小学校や図書館など公共施設の敷地には植栽がされていることが多いため、それらの敷地沿いにも眺望の良い物件が存在します。

 

狙い目② 高台

周囲よりも海抜が高いエリアに立地するマンションも狙い目です。
こういった物件は4階建て以下などの低層マンションであっても、眺望が抜けていることがあります。

ただし、急な上り坂の上に立地することもあるので、実際に最寄り駅から歩いて確認してみましょう。

 

狙い目③ 用途地域の境目

エリアごとに、建てることができる建物の種類や高さなどを定めたものが「用途地域」です。
少し高度なテクニックですが、用途地域の境目を狙うと眺望が良い物件が手に入る可能性が高まります。

不動産ブログ|物件の見極め方 用途地域
例えば、上のイメージ図では〇〇通り沿い(グレーの部分)が「近隣商業地域」という用途地域です。
このエリアには、高い建物を建てることができます。

一方で、通りから少し離れたエリア(赤い部分)は「第一種低層住居専用地域」で、10mまたは12m以下(どちらかは都市計画というもので定められています)の一戸建て住宅や、4階建て以下の低層マンションなどしか建てる事ができません。

つまり、大通り沿いのマンションの、大通りを背にした側には低い建物しか建っていないというケースがよくあるのです。

大通りに向いていない側は車の騒音もそこまで気にならないことが多く、狙い目のマンションが存在することがあります。

用途地域については、以下のマップで確認することができます。
東京都用途地域データマップ

 

まとめ

窓からの景色は毎日目にするものです。
物件の内見をした時は「まぁいいか」と思っても、眺望が悪いと毎日の暮らしのなかで気付かないうちにストレスを感じることになります。
物件を探す際には、窓からの眺望についても意識してチェックするようにしましょう。

また、物件の内見はできるだけ夜間を避け、全ての窓を開けて風が通るかどうか、騒音が気にならないかどうかも必ず確認しましょう。

*写真はイメージです
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