リノベーションのデメリットとは?メリットと押さえておきたいポイントも紹介
実際、今住んでいる家や、中古物件を購入してリノベーションをしようと考えている方も多いのではないでしょうか。
リノベーションには、費用面などのメリットがある一方で、知っておかないと後悔につながるデメリットもあります。
デメリットを把握しておくことで失敗や後悔を避けられるようになるので、リノベーションを検討しているのであればリノベーションのデメリットについても事前にしっかりと把握しておくようにしましょう。
今回は、住宅のリノベーションを検討している方に向けて、リノベーションのデメリットと、失敗や後悔を避けるために押さえておくべきポイントを紹介します。
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目次
住宅をリノベーションするときに知っておきたい6つのデメリット
リノベーションを検討し始めたら、まずはそのデメリットを把握しておきましょう。リノベーションの主なデメリットは6つあります。
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
1. 構造部分の補修などで想定していたよりも費用がかさんでしまうことがある
参照元:「家族みんなが心地よい バリアフリーな住まい」
中古で購入した戸建住宅やマンションの中には、構造部分や配線、配管など、目に見えない部分で劣化が進んでしまっている物件もあります。
きれいで問題なさそうに見える物件であっても、天井や壁などを解体してみるとカビが繁殖していたり、シロアリが発生していたりすることがあります。
目に見えない部分が劣化している物件を購入してしまうと、補修工事に当初の想定よりも費用がかかってしまう可能性があるので注意しましょう。
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〜戸建てリノベーション事例〜
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「ミニマル&シンプルが心地いい」
2. 耐久性や耐震性が低い物件もある
築年数が古い物件の中には、古い耐震性能が採用されている物件があります。
1981年におこなわれた大幅な建築基準の改正により、耐震性の基準が上がり、住宅の耐震性能も向上しました。
ただ、それより前に建てられた住宅には、古い耐震基準で建てられている物件が多く、ほとんどが現在の建築基準法の基準を満たせていません。
そういった物件は、価格が低いぶん耐久性や耐震性に不安が残ります。
戸建ての場合は耐震補強工事などが必要となり、マンションの場合は修繕積立金が高額であったり、共有部の大規模修繕の際一時金を徴収される場合もありますので注意が必要です。
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「旧耐震のマンションは買わない方がいいの? 中編」
3. 物件によっては希望している工事をおこなえないことがある
参照元:「住まいを整え 心も整う」
中古の戸建てや中古マンションの中には、住宅の構造が原因で、間取りを変更するような大規模なリノベーションをおこなえない物件もあります。
戸建ての場合、「在来工法」と呼ばれる柱や梁によって支えられている住宅は間取りの変更が比較的おこないやすくなっていますが、壁と枠組みで支える「2×4(ツーバイフォー)工法」の住宅は、壁を取り払うような工事ができないので、一般的には間取りの変更が難しくなると言われています。
ただ、スタイル工房では2×4工法に関する勉強会を通して構造や特徴の理解を深めることで、十分な知識を身につけ、お客様のニーズに合わせたリノベーションの提案ができるように準備しています。
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「2×4リノベは難しい?いいえ、こんなにステキになります!」
マンションの場合、専有部分のリノベーションは行えますが、共用部分のリノベーションはおこなえないという点も押さえておかなくてはいけません。
また、専有部分であっても、「フローリングへの張替えはNG」などのように特定の工事を禁止する規定を設けている物件もあります。
中古マンションを購入してリノベーションしたいと考えている場合は、事前にマンションの規約を確認しておくと安心です。
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「中古マンションを購入してリノベーションするメリット・デメリットとは?失敗して後悔しないためのポイントも」
4. やるべきことが意外と多く手間がかかる
中古物件を購入し、リノベーションするためには、意外とやるべきことがたくさんあります。
● 購入する中古物件リサーチ
● リノベーションでやりたいことの整理
● リノベーション工事を依頼する会社さがし
● リノベーションを相談する会社を選定し、工事の発注先決定・契約
など、少し考えただけでもこれだけの手間がかかります。
平日や日中に仕事をしている方の場合、リノベーションについて考えたり対応したりできるのが夜間や休日だけというケースも珍しくありませんが、その場合、物件のリサーチから会社探しだけで数ヶ月かかってしまうことも…。
そのため、リノベーションをおこなう際は、早めに準備を始めておくことが大切です。
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「物件探しからはじめたい〜スタイル工房のワンストップリノベーションサービスとは〜」
「中古マンションを購入してリノベーションするメリット・デメリットとは?失敗して後悔しないためのポイントも」
5. 住み始められるようになるまでに時間がかかる
参照元:「ラクする。彩る。」
リノベーションは、間取りの変更や設備の取り替えといった大規模な工事になることが多く、着工してから実際に住み始められるようになるまでに時間がかかってしまう可能性があります。
物件を購入してから工事が完了し、実際に住み始められるようになるまでに4ヶ月〜7ヶ月近くかかってしまうケースが多いのも事実です。
そのため、リノベーションの契約前に引き渡し時期のすり合わせをリノベーション会社としっかりおこなっておく必要があります。
賃貸物件に住んでいて、新しく物件を購入してリノベーションする場合、家賃と住宅ローンの支払いが重なる「二重支払い」状態の期間が発生する可能性もあります。
リノベーションの契約後、引き渡しまでの期間が長くなれば長くなるほど二重支払いの期間も長くなるので注意しましょう。
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「プランナーに聞いた!⑤「リノベの工期ってどのぐらい?」」
6. 工事が完了するまでどういった仕上がりになるかわからない
すでに完成している建売などの戸建住宅やマンションであれば、外観や内装を細かくチェックしたうえで購入するかどうかを判断できます。
しかし、リノベーションでは、CGや手描きパースによる仕上がりイメージの確認はできますが、実際に工事が完了するまでどのような仕上がりになるかわからないところもあります。
出来上がり後に「思っていたのと違う…」といった事態を避けるためには、業者との綿密な打ち合わせが重要になります。
スタイル工房では、最初の打合せ時にいま住んでいるお家の好きなところや、不便に思うところをお伺いするところからスタートします。それまでに感じていた改善ポイントが、リノベーションへの第一歩となるので、「どんな暮らしがしたいか」をまず考えてみることがオススメです。
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「プランナーに聞いた!③「初めての打合せのポイント」」
「私にとってのベストな方法を見つける打合せの進め方」
リノベーションならではの3つのメリット
リノベーションのデメリットを紹介してきましたが、もちろんメリットもあります。
リノベーションならではの3つのメリットを詳しく見ていきましょう。
1. 新築を建てたり購入するよりも費用を抑えやすい
同じ条件の住宅を新築したり購入したりする場合に比べると、中古の戸建住宅やマンションを購入してリノベーションする方が費用を抑えやすい傾向にあります。
建材やデザインの工夫次第で大きく費用を抑えられるケースもあり、リノベーション会社と相談しながら進めることで予算内に抑えやすくなる点もリノベーションの大きなメリットです。
また、新築の戸建住宅やマンションの価格は、築15年ほどで大きく下落します。
そして築20年頃になると価格が安定する傾向があります。
そのため、築20年以上の物件を購入すれば、購入後数年で市場価格が大きく下がるというリスクを避けることができ、資産価値を保つことができます。
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「事例で学ぶリノベーションの予算感!考え方から費用を抑える方法まで」
「築古なんて言わせない!築40年以上の戸建てリノベ・特選事例集」
2. 物件の選択肢が増える
参照元:「ちょこっと+ ~with best wishes~」
新築の戸建住宅や注文住宅を購入するとき、ほとんどの場合が土地探しから始まります。
駅チカや都心へのアクセスが良い好立地な土地には、すでに多くのマンションや戸建住宅が立っています。
そのため、建売の戸建住宅や新築マンションに絞るとさらに選択肢が限られてしまい、物件を探すのにとても苦労してしまいます。
一方、リノベーションの場合は、売りに出されている中古の戸建住宅や中古マンションがすべて購入の対象になるため、物件の選択肢が増えます。
タイミングが良ければ、駅チカの物件や人気エリアの物件を購入できることもあります。
これは売りに出されている中古物件すべてが購入の対象となる、リノベーションならではの大きなメリットです。
▼もっと詳しく知りたい!▼
「東京で戸建てに住む!中古物件をリノベーションor新築…事例集」
3. 理想の住宅を実現できる
参照元:「お嬢様からの素敵なプレゼント」
建売住宅や分譲住宅、新築マンションなどは、販売する業者側が間取りやデザインを決めて販売しているため、自分の理想の住宅を作ることができません。
リノベーションの場合は、間取りやデザイン、使用する建材や設備機器などをすべて自分で決めることができます。
自分や家族のライフスタイルや理想に合わせて自由に間取りや内装デザインなどを変えられるのは、リノベーションの大きなメリットであると言えます。
▼もっと詳しく知りたい!▼
「内装はどんなデザインにする?インテリアテイスト別に事例をご紹介」
「おしゃれな天井で空間が見違える!リノベアイデア5選」
リノベーションのデメリットを避けるために押さえておきたい3つのポイント
リノベーションの主なデメリットとメリットについて紹介しましたが、続いてはデメリットを避けるために押さえておきたい3つのポイントについて紹介します。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 複数の会社を比較する
リノベーションでの失敗を避け、満足のいく仕上がりを実現するためには、どこの会社に頼むかがなによりも重要なポイントになりますが、リノベーションをおこなえる会社はたくさんあり、どこの会社に依頼するべきか迷ってしまうことも多いでしょう。
そういう事から複数の会社に相談される方が多いと思いますが、自分のやりたい事を実現してくれそうな会社を事前にホームページ等でいくつかピックアップした上で、自分に合っていると思える会社に依頼するようにしましょう。
ピックアップするコツとしては
● やりたいことの業務の実績が豊富か(施工事例などを確認する)
● 設計者や施工管理者などが在籍しているかどうか(スタッフの実態があるか確認する)
● 必要な資格などを保有しているか
などを確認してみましょう。
▼もっと詳しく知りたい!▼
「スタイル工房のしごと〜他の会社と違うところ〜」
2. 物件から探す場合はワンストップリノベーションの会社への相談を視野に入れる
参照元:「自然が感じられる家」
新しく物件を購入してリノベーションする場合、物件のリサーチから施工までを一貫してお願いできる「ワンストップリノベーション」の会社がおすすめです。
物件のリサーチと施工を別々の会社に依頼すると、物件を購入したあとに「この物件だと希望されている工事はできません」と言われてしまう可能性もあります。
一方、物件のリサーチから施工までを一貫して行ってくれるワンストップリノベーションの会社であれば、そういったトラブルが発生することはないので、ワンストップリノベーションの会社への依頼を検討するようにしましょう。
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「ワンストップリノベーションは、中古購入前からプロに相談できる強い味方!」
「リノベ事例「ワンストップリノベで実現 私たちが叶えたかった暮らし」」
3. 住宅診断(ホームインスペクション)をおこなう
「住宅診断(ホームインスペクション)」とは、リフォームやリノベーションの施工内容を決める前に、第三者の一級建築士が建物の状態を確認し、必要な工事や不要な工事を検討するための診断です。
住宅診断(ホームインスペクション)をおこなうことで、実際に工事が始まってから「劣化が思っていたよりも進行しており、補修で費用がかさんでしまった」などのような事態を回避する一助となります。リフォームやリノベーションでは、どうしても解体をしてみないと見切れない部分がありますが、住宅診断報告書に屋根・外壁劣化やクラックなどの懸念事項があれば、リノベーション会社の初期の現地調査の際、その懸念事項を確認できるよう準備をして調査に向かう事ができますし、リスクの大きさの判断もできます。
まとめ
リノベーションのデメリット・メリットと、デメリットを避けるために押さえておきたいポイントについて紹介しました。
リノベーションには、新築にはないデメリットがあります。そのため、デメリットを避けるためのポイントをしっかりと押さえて検討することがとても大切です。
弊社「株式会社スタイル工房」では、提携している不動産会社と中古物件探しから、自社でリノベーション工事を設計・施工でおこなうワンストップリノベーションをおこなっております。中古物件の購入からリノベーションまでをお考えであれば、ぜひ一度お問い合わせください。
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