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【プランナー監修】お風呂をリノベーションするときのポイントは?場所を変えることはできる?

2024年5月28日(火)
老朽化や使い勝手が気になってきたお風呂をリノベーションしたい!そう思ったときにはまず何をするべき?お風呂を広くしたり、場所を移動することはできるの?お風呂リフォームで気をつけるべきポイントなどはある?プランナーに聞いてきました。

お話を伺ったのは・・・


チーフプランナー 渡辺ノリエ
二級建築士、スタイル工房チーフプランナー。
マンション、ツーバイや築古の戸建てなど、難易度の高いリノベーションにも数多く携わる。
お客様やメンバーと共に心地の良い暮らしを導き出す。



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目次

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お風呂リノベーションって、どこまでできるの?

場所を変えたり、新設することも可能

給排水が必要なこともあり、ユニットバスを交換する以上のイメージがなかなかつきづらいお風呂リフォーム。設備交換の他には、どんなことが可能なのでしょうか?

「お風呂リフォームの目的にもよりますが、間取り全体も含めたフルリノベーションであれば、お風呂を広くしたり、場所を変えることはよくあります!

そうでない場合は、洗面室のスペースを調節して広げたり、場所は変えなくてもバスタブの位置を反転させたり、入り口の位置を変えることで使い勝手をぐんと良くすることができますよ」。

入り口の向きを反転させた例:https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k120.html

 
キッチンからも廊下からも入れる2WAY動線で使いやすく
 

実家をリノベーションして二世帯仕様にする場合、2階にお風呂の新設も可能でしょうか?

「もちろんできます!その場合は上下階(親子世帯)でお風呂の位置を揃えて、入浴の水音が気にならないように提案することが多いですね。場所が同じであれば給排水管も合理的な配置になります。

もしスペースが限られているのであれば、お風呂は共有にして、みんなで使いやすいように広くすることも。ご家族の関係性やライフスタイルによってご提案しています」。

 

使いやすいお風呂リノベーションのポイントは?

家事動線や生活動線を考慮した配置に

「お風呂の場所は、やはり寝室の近くという場合が多いですね。子育て世帯やシニアの方はLDKの側にして、ヒートショック防止に配慮することも。家事動線を中心に考えるのであれば、キッチンの近くに配置したり、回遊できるようにすると便利です。

あとは、三世代同居のおうちでは、脱衣室と洗面室を必ず分けるようにします。コロナ以降は洗面シンクを脱衣室から出して、廊下やリビングの入り口に設けるプランが人気ですよ。

いずれにしても、家族構成や、住む人のライフスタイルよってもお風呂の使い方は違うので、まずはしっかりお話を聞いてからプランニングさせていただきます」。

さらに、かけ湯や肩湯、マイクロバブル、自動清掃など、様々な機能付きのユニットバスが出ているため、好みに合わせて取り入れてみるのもいいですね、とのことでした。

 

事例紹介|ユニットでもこんなにステキに!

ユニットバスって画一的なデザインで自由度が低い?いいえ、とんでもありません!という例をご紹介します。

 

【戸建て|築24年|リフォーム面積 約105㎡】



お庭の緑を眺めながらお風呂に入りたい、という要望を叶えたのは、アメリカ・コーラー社のユニットバス。
バスタブ、水栓、タイルなどを自由に組み合わせてつくったオーダーメイドのお風呂です。



洗面室も床をつなげて統一された空間に。
このお風呂ができてから、家族みんなが長風呂になったそうです。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_f13.html

 

事例紹介|こだわり抜いて在来工法のお風呂に!

ユニットも様々なデザインや機能のものがでていますが、それでも……!と在来工法を選んだ例はこちら。

 

【戸建て|築40年|リフォーム面積 約87㎡】

 

 市松の床や真鍮の水栓が海外の邸宅のようなお風呂ですが、実はこちらは既存を再利用したもの。
猫足風のバスタブも雰囲気たっぷりの置き型ですが、追い焚きができる最新式に交換しました。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k115.html

 

【マンション|築49年|リフォーム面積 約45㎡】

 

9割がユニットというお風呂リフォームの中でレアな在来工法の、さらにレアなマンションの例。
置き型バスタブと同じ空間に洗面カウンターとトイレもあり、ホテルライクな水まわり空間をつくりました。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_i56.html

 

お風呂のリフォームはまずショールームに行くべき?

お風呂も含めた空間づくりなら、まずはプランナーに相談を

「スタイル工房でリフォームしたことがあるリピーター様なら、先にショールームを見てきてもらって、ということもあるかもしれません。でも、初めての場合はまずいらっしゃって、お風呂リフォームで何がしたいかをお話してみてください」。

ケースバイケースではあるものの、お風呂と洗面空間のコーディネートや使いやすい動線づくりまで考えているなら、リフォームのプランナーに先に要望を伝えるのがオススメです。

プランナーはさまざまなメーカーを知っており、予算や実現したいリフォームに合わせたメーカーや商品の知識があるからです。多くの設備メーカーからある程度絞ったほうが、効率よくショールームを回ることがでる、という訳です。

海外のメーカーや、一般的には知られていないものの、住宅業界のプロの間ではメジャーなメーカーも多々あるため、それらも含めて提案してもらえます。

 

まとめ

リビングやキッチンほどの派手さはないものの「やってよかった!」と喜ばれる方が多いのがお風呂のリフォーム。オシャレで清潔、ゆったりとしたお風呂に入るたびに、QOLの向上を実感することができます。

気になる工期ですが、ユニットバスの交換だけでも10日前後かかります。その間はお風呂を使えないため、住みながらの場合は銭湯やスポーツジムのシャワーを利用するなど、あらかじめ方法を考えておきましょう。
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