リノベのラフ度別★「躯体現し」のボリュームと見せ方
2020年9月27日(日)
キレイに整った内装ではなく、ちょっとした素材感やラフさをプラスすることでインテリアがぐっとこなれてかっこよくなります。
マンションリノベーションでとくによく使われる手法が「躯体現し」。
あえてクロスや仕上げ材を貼らず、コンクリート肌をむき出しにすることで、武骨でラフな味わいが生まれるのです。
ラフさ度合いは、躯体を見せる分量によって変わります。お好みのボリュームを見つけてみましょう。
ラフ度★ 天井の一部+ホワイトの洗練スタイル
まずは天井のコンクリート肌を軽く見せ、少しだけ素材感をプラスした例から。
こちらはお住まいの築40年のマンションをリノベした例。
壁を取り払ってオープンにしたキッチンに、タイルを印象的に使いました。
キッチンカウンターもコンクリートに近い色味の大判タイルで仕上げ、統一感を出しています。
梁などの出っ張った部分はホワイトで仕上げているため、コンクリートが見えない角度からはすっきりシンプル。
カーペットやクッションなど、ファブリック類のデザインが生きてきます。
このように、凹んでいる部分のみを躯体現しにするのは初心者さん向け。
躯体現しのデザインをちょっとだけ取り入れたい、という人にもおすすめです。
上記事例詳細はこちらから
No.702 bly
ラフ度★★ 梁だけで見せれば空間のアクセントに
先ほどの例とは逆に、梁の出っ張った部分だけを現しにするとどうなるのでしょうか?
コンクリート肌が近くに迫ってくるため、やはり存在感が出てきます。
パントリーなど収納との親和性が高いのもポイント。
入り口をオープンにしていても、空間をしっかりゾーニングしてくれます。
存在感が大きいとはいえ、面積としては大きくないため、白が多い空間はこんなにすっきり。
ラフな素材感を空間のアクセントに置きたい人はこちらを採用しましょう。
上記事例詳細はこちらから
No.694 ディープブルーに抱かれて
ラフ度★★★ 色と組み合わせて遊ぶのも楽しい
先ほどと同じくコンクリート肌をアクセントにしていますが、色と合わせてより効果的に見せる方法もあります。
キッチンカウンターの淡いグリーンのタイルに加え、窓際部分の天井にディープブルーのクロスを貼りました。
囲むように配置されたブルーをコンクリートがうまくひき立てています。
先ほどのお家もそうでしたが、躯体現しと寒色系のカラーは相性が良いようです。
上記事例詳細はこちらから
No.719 自分たちらしい暮らし~Mia cara casa~
ラフ度★★★★ 天井全面コンクリートの洗練
お次は、天井全面をコンクリートの躯体現しで見せた例。
天井を上げて出てきたコンクリートがキレイだったため、そのまま見せるデザインとしました。
梁も躯体現しで、レッドパインの床や珪藻土壁などナチュラルな素材と合わせています。
それなりに迫力はありますが、仕上げのキレイなコンクリートだったため、そこまで荒々しさはありません。
照明の配置も利いて、洗練された印象に仕上がっています。
上記事例詳細はこちらから
No.675 パパとボクとでCooking!
ラフ度★★★★★ ダクトまで見せて倉庫風カフェの気分
最後は、今回のなかで最もインダストリアル寄りの例をご紹介します。
天井は全面躯体現しに。
排気ダクトもしっかり目立たせて、ステンレスやモルタル風塗料といった素材を合わせました。
どちらもコンクリートの質感と親和性が高く、ラフでかっこいい素材感が持ち味。
建具や照明にはブラックを選べば、男前度MAXに。
ラフな素材を重ねて、倉庫風カフェのような雰囲気を盛り上げています。
上記事例詳細はこちらから
No.647 好きなインテリアに囲まれて開放的に
まとめ
躯体現しにすることで天井が高くなり、開放感と味わいが生まれる反面、上階との音の問題が発生することがあります。
マンションの規約や構造によっては躯体現しにできないこともありますので、中古物件を買ってリノベーションを検討している人は、物件の購入前に必ず確認するようにしましょう。
マンションリノベーションでとくによく使われる手法が「躯体現し」。
あえてクロスや仕上げ材を貼らず、コンクリート肌をむき出しにすることで、武骨でラフな味わいが生まれるのです。
ラフさ度合いは、躯体を見せる分量によって変わります。お好みのボリュームを見つけてみましょう。
ラフ度★ 天井の一部+ホワイトの洗練スタイル
まずは天井のコンクリート肌を軽く見せ、少しだけ素材感をプラスした例から。
こちらはお住まいの築40年のマンションをリノベした例。
壁を取り払ってオープンにしたキッチンに、タイルを印象的に使いました。
キッチンカウンターもコンクリートに近い色味の大判タイルで仕上げ、統一感を出しています。
梁などの出っ張った部分はホワイトで仕上げているため、コンクリートが見えない角度からはすっきりシンプル。
カーペットやクッションなど、ファブリック類のデザインが生きてきます。
このように、凹んでいる部分のみを躯体現しにするのは初心者さん向け。
躯体現しのデザインをちょっとだけ取り入れたい、という人にもおすすめです。
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No.702 bly
ラフ度★★ 梁だけで見せれば空間のアクセントに
先ほどの例とは逆に、梁の出っ張った部分だけを現しにするとどうなるのでしょうか?
コンクリート肌が近くに迫ってくるため、やはり存在感が出てきます。
パントリーなど収納との親和性が高いのもポイント。
入り口をオープンにしていても、空間をしっかりゾーニングしてくれます。
存在感が大きいとはいえ、面積としては大きくないため、白が多い空間はこんなにすっきり。
ラフな素材感を空間のアクセントに置きたい人はこちらを採用しましょう。
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No.694 ディープブルーに抱かれて
ラフ度★★★ 色と組み合わせて遊ぶのも楽しい
先ほどと同じくコンクリート肌をアクセントにしていますが、色と合わせてより効果的に見せる方法もあります。
キッチンカウンターの淡いグリーンのタイルに加え、窓際部分の天井にディープブルーのクロスを貼りました。
囲むように配置されたブルーをコンクリートがうまくひき立てています。
先ほどのお家もそうでしたが、躯体現しと寒色系のカラーは相性が良いようです。
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No.719 自分たちらしい暮らし~Mia cara casa~
ラフ度★★★★ 天井全面コンクリートの洗練
お次は、天井全面をコンクリートの躯体現しで見せた例。
天井を上げて出てきたコンクリートがキレイだったため、そのまま見せるデザインとしました。
梁も躯体現しで、レッドパインの床や珪藻土壁などナチュラルな素材と合わせています。
それなりに迫力はありますが、仕上げのキレイなコンクリートだったため、そこまで荒々しさはありません。
照明の配置も利いて、洗練された印象に仕上がっています。
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No.675 パパとボクとでCooking!
ラフ度★★★★★ ダクトまで見せて倉庫風カフェの気分
最後は、今回のなかで最もインダストリアル寄りの例をご紹介します。
天井は全面躯体現しに。
排気ダクトもしっかり目立たせて、ステンレスやモルタル風塗料といった素材を合わせました。
どちらもコンクリートの質感と親和性が高く、ラフでかっこいい素材感が持ち味。
建具や照明にはブラックを選べば、男前度MAXに。
ラフな素材を重ねて、倉庫風カフェのような雰囲気を盛り上げています。
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No.647 好きなインテリアに囲まれて開放的に
まとめ
躯体現しにすることで天井が高くなり、開放感と味わいが生まれる反面、上階との音の問題が発生することがあります。
マンションの規約や構造によっては躯体現しにできないこともありますので、中古物件を買ってリノベーションを検討している人は、物件の購入前に必ず確認するようにしましょう。