“築古”じゃなく“ヴィンテージ”。築45年超を住み継ぐリノベ
2021年12月12日(日)
中古購入リノベが当たり前になってきた昨今、築年数が45年以上の物件にもスポットが当たっています。マンションなら理想のエリアでゆったりと暮らせたり、一戸建てなら今は手に入らない値打ちものの部材を使っていたりと、メリットも。ヴィンテージリノベならではの個性的な実例を集めてみました。
奥さまのご実家のあるマンション別棟の一室を購入されたご家族。
生まれ育った環境でもあり、賃貸で同じマンションにお住まいだったため、住み替えもスムーズ。
スケルトン工事により配管から内装まで、4人家族に合わせた住まいにリノベーションしました。
インテリアは、モルタルやアイアンをアクセントにしたブルックリンスタイル。
間取りの中央に家族で使えるスタディスペースをつくり、将来は個室も増やせる可変性のある間取りにしました。
また、こちらのマンションは、一方の壁が斜めになった変形間取りでもあります。
斜めのスペースは、L型キッチン背面のパントリーとして活用。
手持ちのラックとサイズを合わせて家電カウンターを造作し、スペースをうまく生かしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.736 ライフスタイルに合わせた回遊動線
仕切りはすべて撤去して、広々としたワンルームを「ヴィンテージ」をテーマに設えました。
天井は躯体現しにして、リビング上部のみ足場板を貼って変化をつけています。
大型スピーカーを置くために、防音床下地に吸音材を充填して、防音工事も。
壁にはレンガタイルや足場板のほか、施主支給のコンクリート調のクロスを採用。
マリンランプをはじめ、各所の照明からスイッチパネルにいたるまで、とことんこだわって選び抜きました。
寝室スペースのクロゼットには、あえて扉はつけずに使い勝手と開放感をアップ。
バスルームとの間のL字壁を生かして、カウンターと書棚で書斎コーナーも設置。
お気に入りのモノだけに囲まれた、世界にひとつの住まいが完成しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.767 rough & tough ~Inspired by 632~
賃貸に出されていたというご実家の1階。
奥さまは以前に住んでいたことがあり、その時は暗さと冬の底冷えを感じていたそうです。
そこで、北側にあったリビングを、庭につながる南向きに変更。
大きな掃き出し窓を2面設けて、以前とは見違えるほど明るい空間に刷新しました。
梁が大きく出ていたことから、少しでも開放感を出すために、吹き付け塗装をはがして躯体現しに。
床もギリギリまで下げるために、下地付きの床材を特注して設置。
外部に接する壁や床下には断熱塗料を塗布して断熱性能をアップ、冬の寒さも解消しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.743 この住み心地は 目に見えない!
こちらもそのひとつで、譲り受けたお祖母さまのおうちをリノベーションして住むことを決めたご家族。
1階をLDK+和室2室から、和室1室のみを残して広々としたLDKに。
天井は2階の床を一部グレーチングにして、昔のおうちにありがちな暗さを解消しました。
壁付けだったキッチンは、まだ小さいお子さまに目が届く対面式に。
カウンターも設けて、簡単な食事やお茶がいただけるようにしています。
リビングスペースには既存の柱を残しつつ、耐震性を高めるために取り付けた筋交いも色を合わせて塗装。
和室はもとのおうちのイメージを大切に、欄間を移設して設置。
お祖母ちゃんのおうちで過ごした日々が蘇る、ノスタルジックな空間です。
もともとあった下駄箱を撤去して土間を広げ、ベビーカーが置けるスペースを確保。
正面には棚板の幅を変えられるシューズクロークにしました。
リビングドアは元々のおうちにあったものを水色に塗装して、爽やかな雰囲気に一新しています。
この写真の事例詳細はこちら: No.698 やさしい光が注ぐ 和やかな時間
1階の和室は1室を残し、広縁を取り込んでリビングに。
足に柔らかいコルクの床を敷き、畳とフラットにつなげたバリアフリーの空間です。
リビングの向こうがダイニングキッチン。
建具を開け放てば和室もひとつの大空間となり、家族みんなが集まっても広々と過ごせます。
職人の手による美しい欄間も、今はなかなか手に入らない貴重な財産として生かしています。
昔ながらの木製サッシ越しにお庭がみえる風景は、長年過ごした実家そのもの。
この風景を残しつつ快適に過ごすために、実は外側に断熱サッシを設置しています。
大開口でも冬は暖かく、夏は涼しい住宅性能を手に入れました。
この写真の事例詳細はこちら:No.723 47年の歴史の面影を感じながら2 世帯で暮らす
【築46年/マンション】変形間取りをフレキシブルに
まずはマンションからご紹介します。奥さまのご実家のあるマンション別棟の一室を購入されたご家族。
生まれ育った環境でもあり、賃貸で同じマンションにお住まいだったため、住み替えもスムーズ。
スケルトン工事により配管から内装まで、4人家族に合わせた住まいにリノベーションしました。
インテリアは、モルタルやアイアンをアクセントにしたブルックリンスタイル。
間取りの中央に家族で使えるスタディスペースをつくり、将来は個室も増やせる可変性のある間取りにしました。
また、こちらのマンションは、一方の壁が斜めになった変形間取りでもあります。
斜めのスペースは、L型キッチン背面のパントリーとして活用。
手持ちのラックとサイズを合わせて家電カウンターを造作し、スペースをうまく生かしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.736 ライフスタイルに合わせた回遊動線
【築49年/マンション】ワンルームにこだわりを詰め込んで
つづいてはおひとり暮らしのマンションリノベです。仕切りはすべて撤去して、広々としたワンルームを「ヴィンテージ」をテーマに設えました。
天井は躯体現しにして、リビング上部のみ足場板を貼って変化をつけています。
大型スピーカーを置くために、防音床下地に吸音材を充填して、防音工事も。
壁にはレンガタイルや足場板のほか、施主支給のコンクリート調のクロスを採用。
マリンランプをはじめ、各所の照明からスイッチパネルにいたるまで、とことんこだわって選び抜きました。
寝室スペースのクロゼットには、あえて扉はつけずに使い勝手と開放感をアップ。
バスルームとの間のL字壁を生かして、カウンターと書棚で書斎コーナーも設置。
お気に入りのモノだけに囲まれた、世界にひとつの住まいが完成しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.767 rough & tough ~Inspired by 632~
【築48年/戸建て】RC造1階の課題を解消
ここからは一戸建てですが、こちらのおうちはRC造ということもあり、マンションに近いかもしれません。賃貸に出されていたというご実家の1階。
奥さまは以前に住んでいたことがあり、その時は暗さと冬の底冷えを感じていたそうです。
そこで、北側にあったリビングを、庭につながる南向きに変更。
大きな掃き出し窓を2面設けて、以前とは見違えるほど明るい空間に刷新しました。
梁が大きく出ていたことから、少しでも開放感を出すために、吹き付け塗装をはがして躯体現しに。
床もギリギリまで下げるために、下地付きの床材を特注して設置。
外部に接する壁や床下には断熱塗料を塗布して断熱性能をアップ、冬の寒さも解消しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.743 この住み心地は 目に見えない!
【築45年/戸建て】祖母の家の想い出を大切に
一戸建ては、引き継がれた家に思い入れがあり、築古でも建て替えではなくリノベを選ぶケースがあります。こちらもそのひとつで、譲り受けたお祖母さまのおうちをリノベーションして住むことを決めたご家族。
1階をLDK+和室2室から、和室1室のみを残して広々としたLDKに。
天井は2階の床を一部グレーチングにして、昔のおうちにありがちな暗さを解消しました。
壁付けだったキッチンは、まだ小さいお子さまに目が届く対面式に。
カウンターも設けて、簡単な食事やお茶がいただけるようにしています。
リビングスペースには既存の柱を残しつつ、耐震性を高めるために取り付けた筋交いも色を合わせて塗装。
和室はもとのおうちのイメージを大切に、欄間を移設して設置。
お祖母ちゃんのおうちで過ごした日々が蘇る、ノスタルジックな空間です。
もともとあった下駄箱を撤去して土間を広げ、ベビーカーが置けるスペースを確保。
正面には棚板の幅を変えられるシューズクロークにしました。
リビングドアは元々のおうちにあったものを水色に塗装して、爽やかな雰囲気に一新しています。
この写真の事例詳細はこちら: No.698 やさしい光が注ぐ 和やかな時間
【築47年/戸建て】実家の面影を残した二世帯住宅
しばらく空き家になっていたというご実家を、3世代同居のためにリノベーションしたおうちです。1階の和室は1室を残し、広縁を取り込んでリビングに。
足に柔らかいコルクの床を敷き、畳とフラットにつなげたバリアフリーの空間です。
リビングの向こうがダイニングキッチン。
建具を開け放てば和室もひとつの大空間となり、家族みんなが集まっても広々と過ごせます。
職人の手による美しい欄間も、今はなかなか手に入らない貴重な財産として生かしています。
昔ながらの木製サッシ越しにお庭がみえる風景は、長年過ごした実家そのもの。
この風景を残しつつ快適に過ごすために、実は外側に断熱サッシを設置しています。
大開口でも冬は暖かく、夏は涼しい住宅性能を手に入れました。
この写真の事例詳細はこちら:No.723 47年の歴史の面影を感じながら2 世帯で暮らす