0120-587-250営業時間:10:00〜18:00(火・水曜定休)

通り抜けできるWTC(ウォークスルークローゼット)で生活動線をコンパクトに♪

2023年12月3日(日)
すっきり暮らすためのリノベーションで、家族の収納を集約したWIC(ウォークインクローゼット)をつくる人は多いですが、通り抜けできるウォークスルータイプにするのもオススメです。生活動線がコンパクトになり、クローゼット内に空気がこもりにくいというメリットも。そんなWTC(ウォークスルークローゼット)の間取り例を集めてみました。
 

――――――――――――――――
目次

――――――――――――――――
 

リビングと寝室をつなぐWTCで家じゅうをすっきりと

寝室側はオープンに、LDK側は引き戸で隠して

リノベのネタ帳|WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット LDK
築18年の中古マンションを購入し、リノベーションしたおうちです。
和室を取り込んで広く明るくなったリビングの、奥にある引き戸が収納の入り口。

リノベのネタ帳|WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット After間取り図
リビングから、クローゼットを通り抜けて寝室に行くことができます。
マンションの中部屋では間取りの中心寄りに窓がつくれないため、水まわりと収納を集約させました。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼットWTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット
寝室からのアングルはこのような感じで、普段はリビング側の引き戸を閉めて、風を通す時はオープンに。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット LDKWTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット LDK
バルコニーで取り込んだ洗濯物をリビングでたたんで、クローゼットにしまうのも便利。
朝はWTCで身支度を済ませて、廊下に回り込まなくてもリビングに行くことができます。
 
この写真の事例詳細はこちら:No.639 自分たちらしくナチュラルに
 

寝室からWTC、水まわり動線もつなげて家事を楽に

光と風が入る家をテーマに、ぐるりと回遊動線を

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット LDK
同じく中古マンション購入リノベで、家族があつまるLDKをつくったおうち。
奥からオリーブグリーンのリビングドア、手前に白い引き戸、リビング収納の扉が並んでいます。

WTC マンションリノベーション 洗面脱衣室
白い引き戸は、洗面脱衣室のドアでした。
小さいお子さんがいるご家族なので、リビングからお風呂に直接行けるのは便利ですね。

WTC マンションリノベーション ランドリースペース
さらに、洗面カウンターの向かい、ランドリースペースの奥にも白い引き戸が。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼットWTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット
こちらが実はウォークスルークローゼットの入り口で、廊下側(リビングドア手前)から見るとこんな感じ。
廊下側には引き戸は設けず、アールの入り口がアクセントになっています。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット After間取り図
こちらのクローゼットは、実は寝室にもつながっています。
廊下からWTCに入り、右側のドアを開けると洗面脱衣室からリビングへ、左に曲がると寝室へ。
先ほどの例と同じく、マンション内側スペースをうまく利用してマルチ動線をつくった間取りです。

この写真の事例詳細はこちら:No.738 風と光が心地よい #おうち時間
 

もはや廊下!リビングから夫婦の寝室をつなぐWTC

各部屋をつないで、光と風も届ける

WTC マンションリノベーション LDK
お子様の独立をきっかけに、ふたり暮らしに合わせて住みやすくリノベーションしたご夫婦。
和室を取り込んだ大空間リビングにはワークスペースもつくり、その隣にはルーバー扉が。

WTC マンションリノベーション 寝室 ルーバー扉
このルーバー扉の奥は夫の寝室。
リビングのワークスペースでお仕事や趣味の時間を過ごした夜も、すぐに休むことができますね。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼットWTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット
さらに引いたアングルで見ると、左右に収納可能な細長いクローゼットが。
寝室とは白い引き戸で仕切っています。

WTC マンションリノベーション 寝室
突き当たりは妻の寝室。
角部屋のため、2方向に開いた窓が明るい部屋です。
ドアを出ると、玄関入ってすぐの廊下に出ることができます。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット After間取り図
間取図で見るとこんな感じ。
WTCを夫婦の寝室の間に設けているため、双方から使いやすいですね。
玄関からリビングへ、寝室を通るプライベートな動線と、パブリックな通路である廊下を使い分けています。

この写真の事例詳細はこちら:No.873 穏やかな時間が流れる 大人ナチュラル
 

WTCとワークスペースを経由する便利な3WAY動線

マンションの形状を生かして、間取りの中心にWTCを

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット After間取り図
最後は、先に間取図を見てみましょう。
ウォークスルークローゼットの突き当たりにワークスペースをつくり、そこから寝室とLDKに分岐しています。

WTC マンションリノベーション リビングダイニング
こちらがリビング・ダイニングからのアングルで、左奥がワークスペースの入り口です。

WTC マンションリノベーション リビングからワークスペースへWTC マンションリノベーション リビングからワークスペースへWTC マンションリノベーション リビングからワークスペースへ
リビング側と、ワークスペースを挟んだ寝室側にも引き戸があり、視線と光の通り方を調節できます。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼットWTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット ワークスペース
こちらは廊下側から、WTCを通してワークスペースを望んだところ。
ワークスペースとクローゼットの間にも引き戸を設けました。
左側は収納扉、右側はカーテンでしまうものをスッキリ隠しています。

WTC マンションリノベーション ウォークスルークローゼット ワークスペース
ワークスペースまわりでかさばりがちな、プリンターなどの周辺機器もクローゼットへ。
クローゼットは窓のない場所にありますが、ワークスペースからの光を取り込むことができます。
複雑なように見えて、住む人の使い勝手が考えつくされた間取りといえるでしょう。

この写真の事例詳細はこちら:No.808 自然素材に包まれて
 

まとめ

通路のようにも機能し、通気性も確保できるウォークスルークローゼット。ただし、収納量は基本的に壁の面積と比例するため、建具のぶん、一般的なWICよりも収納量は少なくなります。また、動線をしっかりシミュレートしないでつくると、かえってムダの多い間取りとなってしまうデメリットも。
しまいたい荷物の量や家族の使い方、家事のやり方などによって使いやすい収納のカタチはさまざま。住む人にぴったりの収納をつくるためにも、普段から感じている「こうだったらいいのに」をメモしておくと、いざリノベーション!という時に便利です。
  • facebook
  • instagram
  • twitter
  • pinterest
  • youtube