通り抜けできるWTC(ウォークスルークローゼット)で生活動線をコンパクトに♪
2023年12月3日(日)
すっきり暮らすためのリノベーションで、家族の収納を集約したWIC(ウォークインクローゼット)をつくる人は多いですが、通り抜けできるウォークスルータイプにするのもオススメです。生活動線がコンパクトになり、クローゼット内に空気がこもりにくいというメリットも。そんなWTC(ウォークスルークローゼット)の間取り例を集めてみました。
築18年の中古マンションを購入し、リノベーションしたおうちです。
和室を取り込んで広く明るくなったリビングの、奥にある引き戸が収納の入り口。
リビングから、クローゼットを通り抜けて寝室に行くことができます。
マンションの中部屋では間取りの中心寄りに窓がつくれないため、水まわりと収納を集約させました。
寝室からのアングルはこのような感じで、普段はリビング側の引き戸を閉めて、風を通す時はオープンに。
バルコニーで取り込んだ洗濯物をリビングでたたんで、クローゼットにしまうのも便利。
朝はWTCで身支度を済ませて、廊下に回り込まなくてもリビングに行くことができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.639 自分たちらしくナチュラルに
同じく中古マンション購入リノベで、家族があつまるLDKをつくったおうち。
奥からオリーブグリーンのリビングドア、手前に白い引き戸、リビング収納の扉が並んでいます。
白い引き戸は、洗面脱衣室のドアでした。
小さいお子さんがいるご家族なので、リビングからお風呂に直接行けるのは便利ですね。
さらに、洗面カウンターの向かい、ランドリースペースの奥にも白い引き戸が。
こちらが実はウォークスルークローゼットの入り口で、廊下側(リビングドア手前)から見るとこんな感じ。
廊下側には引き戸は設けず、アールの入り口がアクセントになっています。
こちらのクローゼットは、実は寝室にもつながっています。
廊下からWTCに入り、右側のドアを開けると洗面脱衣室からリビングへ、左に曲がると寝室へ。
先ほどの例と同じく、マンション内側スペースをうまく利用してマルチ動線をつくった間取りです。
この写真の事例詳細はこちら:No.738 風と光が心地よい #おうち時間
お子様の独立をきっかけに、ふたり暮らしに合わせて住みやすくリノベーションしたご夫婦。
和室を取り込んだ大空間リビングにはワークスペースもつくり、その隣にはルーバー扉が。
このルーバー扉の奥は夫の寝室。
リビングのワークスペースでお仕事や趣味の時間を過ごした夜も、すぐに休むことができますね。
さらに引いたアングルで見ると、左右に収納可能な細長いクローゼットが。
寝室とは白い引き戸で仕切っています。
突き当たりは妻の寝室。
角部屋のため、2方向に開いた窓が明るい部屋です。
ドアを出ると、玄関入ってすぐの廊下に出ることができます。
間取図で見るとこんな感じ。
WTCを夫婦の寝室の間に設けているため、双方から使いやすいですね。
玄関からリビングへ、寝室を通るプライベートな動線と、パブリックな通路である廊下を使い分けています。
この写真の事例詳細はこちら:No.873 穏やかな時間が流れる 大人ナチュラル
最後は、先に間取図を見てみましょう。
ウォークスルークローゼットの突き当たりにワークスペースをつくり、そこから寝室とLDKに分岐しています。
こちらがリビング・ダイニングからのアングルで、左奥がワークスペースの入り口です。
リビング側と、ワークスペースを挟んだ寝室側にも引き戸があり、視線と光の通り方を調節できます。
こちらは廊下側から、WTCを通してワークスペースを望んだところ。
ワークスペースとクローゼットの間にも引き戸を設けました。
左側は収納扉、右側はカーテンでしまうものをスッキリ隠しています。
ワークスペースまわりでかさばりがちな、プリンターなどの周辺機器もクローゼットへ。
クローゼットは窓のない場所にありますが、ワークスペースからの光を取り込むことができます。
複雑なように見えて、住む人の使い勝手が考えつくされた間取りといえるでしょう。
この写真の事例詳細はこちら:No.808 自然素材に包まれて
しまいたい荷物の量や家族の使い方、家事のやり方などによって使いやすい収納のカタチはさまざま。住む人にぴったりの収納をつくるためにも、普段から感じている「こうだったらいいのに」をメモしておくと、いざリノベーション!という時に便利です。
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目次
- リビングと寝室をつなぐWTCで家じゅうをすっきりと
- 寝室からWTC、水まわり動線もつなげて家事を楽に
- もはや廊下?リビングから夫婦の寝室をつなぐWTC
- WTCとワークスペースを経由する便利な3WAY動線
- まとめ
リビングと寝室をつなぐWTCで家じゅうをすっきりと
寝室側はオープンに、LDK側は引き戸で隠して
築18年の中古マンションを購入し、リノベーションしたおうちです。
和室を取り込んで広く明るくなったリビングの、奥にある引き戸が収納の入り口。
リビングから、クローゼットを通り抜けて寝室に行くことができます。
マンションの中部屋では間取りの中心寄りに窓がつくれないため、水まわりと収納を集約させました。
寝室からのアングルはこのような感じで、普段はリビング側の引き戸を閉めて、風を通す時はオープンに。
バルコニーで取り込んだ洗濯物をリビングでたたんで、クローゼットにしまうのも便利。
朝はWTCで身支度を済ませて、廊下に回り込まなくてもリビングに行くことができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.639 自分たちらしくナチュラルに
寝室からWTC、水まわり動線もつなげて家事を楽に
光と風が入る家をテーマに、ぐるりと回遊動線を
同じく中古マンション購入リノベで、家族があつまるLDKをつくったおうち。
奥からオリーブグリーンのリビングドア、手前に白い引き戸、リビング収納の扉が並んでいます。
白い引き戸は、洗面脱衣室のドアでした。
小さいお子さんがいるご家族なので、リビングからお風呂に直接行けるのは便利ですね。
さらに、洗面カウンターの向かい、ランドリースペースの奥にも白い引き戸が。
こちらが実はウォークスルークローゼットの入り口で、廊下側(リビングドア手前)から見るとこんな感じ。
廊下側には引き戸は設けず、アールの入り口がアクセントになっています。
こちらのクローゼットは、実は寝室にもつながっています。
廊下からWTCに入り、右側のドアを開けると洗面脱衣室からリビングへ、左に曲がると寝室へ。
先ほどの例と同じく、マンション内側スペースをうまく利用してマルチ動線をつくった間取りです。
この写真の事例詳細はこちら:No.738 風と光が心地よい #おうち時間
もはや廊下!リビングから夫婦の寝室をつなぐWTC
各部屋をつないで、光と風も届ける
お子様の独立をきっかけに、ふたり暮らしに合わせて住みやすくリノベーションしたご夫婦。
和室を取り込んだ大空間リビングにはワークスペースもつくり、その隣にはルーバー扉が。
このルーバー扉の奥は夫の寝室。
リビングのワークスペースでお仕事や趣味の時間を過ごした夜も、すぐに休むことができますね。
さらに引いたアングルで見ると、左右に収納可能な細長いクローゼットが。
寝室とは白い引き戸で仕切っています。
突き当たりは妻の寝室。
角部屋のため、2方向に開いた窓が明るい部屋です。
ドアを出ると、玄関入ってすぐの廊下に出ることができます。
間取図で見るとこんな感じ。
WTCを夫婦の寝室の間に設けているため、双方から使いやすいですね。
玄関からリビングへ、寝室を通るプライベートな動線と、パブリックな通路である廊下を使い分けています。
この写真の事例詳細はこちら:No.873 穏やかな時間が流れる 大人ナチュラル
WTCとワークスペースを経由する便利な3WAY動線
マンションの形状を生かして、間取りの中心にWTCを
最後は、先に間取図を見てみましょう。
ウォークスルークローゼットの突き当たりにワークスペースをつくり、そこから寝室とLDKに分岐しています。
こちらがリビング・ダイニングからのアングルで、左奥がワークスペースの入り口です。
リビング側と、ワークスペースを挟んだ寝室側にも引き戸があり、視線と光の通り方を調節できます。
こちらは廊下側から、WTCを通してワークスペースを望んだところ。
ワークスペースとクローゼットの間にも引き戸を設けました。
左側は収納扉、右側はカーテンでしまうものをスッキリ隠しています。
ワークスペースまわりでかさばりがちな、プリンターなどの周辺機器もクローゼットへ。
クローゼットは窓のない場所にありますが、ワークスペースからの光を取り込むことができます。
複雑なように見えて、住む人の使い勝手が考えつくされた間取りといえるでしょう。
この写真の事例詳細はこちら:No.808 自然素材に包まれて
まとめ
通路のようにも機能し、通気性も確保できるウォークスルークローゼット。ただし、収納量は基本的に壁の面積と比例するため、建具のぶん、一般的なWICよりも収納量は少なくなります。また、動線をしっかりシミュレートしないでつくると、かえってムダの多い間取りとなってしまうデメリットも。しまいたい荷物の量や家族の使い方、家事のやり方などによって使いやすい収納のカタチはさまざま。住む人にぴったりの収納をつくるためにも、普段から感じている「こうだったらいいのに」をメモしておくと、いざリノベーション!という時に便利です。