ドアは最低限に。ゆるくゾーニングしてフレキシブルにくらす
2022年6月17日(金)
間取りを考えるときに部屋の数を決めたり、壁とドアで仕切るのが当たり前だと思っていませんか?「必要に応じてゆるく区切りつつ、普段は広々くらしたい」「今は大空間を満喫して、将来家族が増えたら個室をつくるかも」など、空間を大きくつくっておき、用途に合わせてゾーニングしたり、複数の役割をもたせるリノベーションが増えています。ワンフロアを仕切らずフレキシブルに、ワンルームのようにリノベした例を集めてみました。
のびのび子育てできそうな、緑豊かな環境で新生活をスタートさせました。
もとのお家は、1階にダイニングキッチンと和室、2階に洋室3室と、それぞれが独立した間取り。
ご希望は「仕切りのないワンルーム」「どこに行くにもリビングを経由すること」。
そこで1階の空間をひとつにして、玄関土間から直接リビングにつながる間取りに刷新しました。
玄関からはL字型になっているため、リビングの奥まで視線は届きません。
真ん中のドアは洗面室につながり、1階で仕切られているのはここのみ。
天井も構造材をそのまま現しにして、木の素材感を見せるとともに、縦の開放感も演出しました。
上記事例詳細はこちらから:No.598 家族の好きな色と想いをカタチに
右側が玄関土間で、そのままリビングへと続きますが、ご近所とのお付き合いが親密な地域なので「OK!」とお客様。
ふらりと訪れたご近所さんと、そのままおしゃべりしたり、お茶をお出しするときも便利な間取りです。
玄関土間とリビングの間にペレットストーブがあるため、冬場は玄関から暖かいのも嬉しいですね。
キッチンの周りのみ、木繊セメント板でゆるく囲って、生活感を見せすぎない配慮も。
こちらも天井の構造材を一部見せて、コンクリートの梁や珪藻土の壁とともに、ラフな素材感が開放的な空間と合っています。
上記事例詳細はこちらから:No.557 ―自然素材に囲まれて― 家族の思い出を紡ぐ家
将来のことも考えてつくり込み過ぎず極力シンプルに、でも耐震補強などはしっかり施工しました。
1階はLDKと水まわり。
レンタルスペースとして貸し出すことも想定しているので、天井にはプロジェクターも設置。
2階の寝室との間にはカギのかかるドアもつけました。
キッチンカウンターも、必要に応じて移動することができます。
水まわりもひとつにまとめ、大きな浴槽とトイレ、洗面台が同じスペースに。
在来工法ならではの直置きされたバスタブ、ハニカムタイルがまるで外国の家のようです。
こちらのおうちは、2階もワンルームという大胆な間取り。
基本はお手入れしやすいフロアタイルですが、ベッドまわりは足触りのよい無垢のナラ材でゾーニングしています。
既存をいかしたサンルームからの光が心地よく、マンションのような感覚でくらすことができますね。
上記事例詳細はこちらから:No.801 ミニマル&シンプルが心地いい
築36年の中古マンションを購入し、水まわり以外には扉のないワンルームにしたいとのご要望でした。
玄関横に洋室、奥に和室とLDKという一般的な間取りを大胆に再構築。
奥の玄関を入るとお店のようなダイニングキッチン、バルコニー側はLDKと和室のスペースを贅沢に使ったリビング&寝室に。
扉は設けず、仕切りはベッド横の目隠しの壁のみ。
コンクリート現しの天井にオールドオークの床で、グレイッシュな男前テイストにまとめました。
好きなものだけを集めた、自分のための城のようなワンルーム。
毎日、家に帰るのが楽しみになりそうです。
上記事例詳細はこちらから:No.632 自分だけの城 ~オトコライフを満喫~
新築は画一的な感じがしてピンとこなかったため、中古リノベを選択されました。
リノベにあたってイメージしていたのは、仕切りのないひと続きの空間。
そのため扉はほとんど設けず、もとのLDK+2部屋分を合わせたワンルームをLDKと寝室にしました。
ベッドコーナーは、腰壁+室内窓のみでゆるく仕切り、プライベート空間をゾーニング。
トイレとお風呂以外では、玄関ホールへとつながる正面のドアが唯一の建具です。
壁側にはキッチン・リビング周りの収納をまとめ、一部はワークスペースとしました。
洗面室もリビングの一部に設け、ドアはありません。
ひとつながりの空間で、好きなテイストに囲まれた生活スタイルを実現させました。
上記事例詳細はこちらから:No.654 2人暮らしの0LDK
水まわり以外の仕切りはすべてなくして、風と光が通り抜ける広々としたワンルームにリノベしました。
リビングの一部にはベッドコーナーとして、必要に応じてカーテンで目隠しできるようにしています。
カーテンを開け放つと、開放的なひとつながりの空間。
来客時や、ゆっくり眠りたいときはカーテンを閉めて。
軽やかな生地のものを選んだので、優しい光が透けてキレイ。
カーテンなら開閉も簡単で、圧迫感がありませんね。
上記事例詳細はこちらから:No.445 漆喰の壁に囲まれて暮らす、光と風あふれる家
大きな空間では空調が効きにくいのでは?と心配する声もいただきますが、断熱性能の向上でクリアできます。ただし、戸建て・マンションともに、構造によっては壁を撤去するのが難しい場合が。物件購入から検討している方は、中古物件探しからリノベのプロが並走する「ワンストップリノベーション」がおすすめです。
【戸建て】1階全てをLDKに。L字間取なら玄関からの視線も届かない
もうすぐ新しい家族を迎える、そんなタイミングで中古一戸建てを購入し、リノベしたご夫婦。のびのび子育てできそうな、緑豊かな環境で新生活をスタートさせました。
もとのお家は、1階にダイニングキッチンと和室、2階に洋室3室と、それぞれが独立した間取り。
ご希望は「仕切りのないワンルーム」「どこに行くにもリビングを経由すること」。
そこで1階の空間をひとつにして、玄関土間から直接リビングにつながる間取りに刷新しました。
玄関からはL字型になっているため、リビングの奥まで視線は届きません。
真ん中のドアは洗面室につながり、1階で仕切られているのはここのみ。
天井も構造材をそのまま現しにして、木の素材感を見せるとともに、縦の開放感も演出しました。
上記事例詳細はこちらから:No.598 家族の好きな色と想いをカタチに
【戸建て】玄関開けたら土間&リビング!ご近所さんとの社交の場
こちらも戸建ての1階をワンフロアにつなげた例です。右側が玄関土間で、そのままリビングへと続きますが、ご近所とのお付き合いが親密な地域なので「OK!」とお客様。
ふらりと訪れたご近所さんと、そのままおしゃべりしたり、お茶をお出しするときも便利な間取りです。
玄関土間とリビングの間にペレットストーブがあるため、冬場は玄関から暖かいのも嬉しいですね。
キッチンの周りのみ、木繊セメント板でゆるく囲って、生活感を見せすぎない配慮も。
こちらも天井の構造材を一部見せて、コンクリートの梁や珪藻土の壁とともに、ラフな素材感が開放的な空間と合っています。
上記事例詳細はこちらから:No.557 ―自然素材に囲まれて― 家族の思い出を紡ぐ家
【戸建て】レンタルスタジオとして使うことも想定したLDK
利便性のよい場所に中古戸建てを購入したご家族。将来のことも考えてつくり込み過ぎず極力シンプルに、でも耐震補強などはしっかり施工しました。
1階はLDKと水まわり。
レンタルスペースとして貸し出すことも想定しているので、天井にはプロジェクターも設置。
2階の寝室との間にはカギのかかるドアもつけました。
キッチンカウンターも、必要に応じて移動することができます。
水まわりもひとつにまとめ、大きな浴槽とトイレ、洗面台が同じスペースに。
在来工法ならではの直置きされたバスタブ、ハニカムタイルがまるで外国の家のようです。
こちらのおうちは、2階もワンルームという大胆な間取り。
基本はお手入れしやすいフロアタイルですが、ベッドまわりは足触りのよい無垢のナラ材でゾーニングしています。
既存をいかしたサンルームからの光が心地よく、マンションのような感覚でくらすことができますね。
上記事例詳細はこちらから:No.801 ミニマル&シンプルが心地いい
【マンション】ベッドがわが家の中心。癒しのワンルーム完成
続いてはおひとり暮らしのマンションです。築36年の中古マンションを購入し、水まわり以外には扉のないワンルームにしたいとのご要望でした。
玄関横に洋室、奥に和室とLDKという一般的な間取りを大胆に再構築。
奥の玄関を入るとお店のようなダイニングキッチン、バルコニー側はLDKと和室のスペースを贅沢に使ったリビング&寝室に。
扉は設けず、仕切りはベッド横の目隠しの壁のみ。
コンクリート現しの天井にオールドオークの床で、グレイッシュな男前テイストにまとめました。
好きなものだけを集めた、自分のための城のようなワンルーム。
毎日、家に帰るのが楽しみになりそうです。
上記事例詳細はこちらから:No.632 自分だけの城 ~オトコライフを満喫~
【マンション】3LDK→ワンルームへ。腰壁と室内窓でゾーニング
ご結婚を機に、マイホーム購入を検討し始めたご夫婦。新築は画一的な感じがしてピンとこなかったため、中古リノベを選択されました。
リノベにあたってイメージしていたのは、仕切りのないひと続きの空間。
そのため扉はほとんど設けず、もとのLDK+2部屋分を合わせたワンルームをLDKと寝室にしました。
ベッドコーナーは、腰壁+室内窓のみでゆるく仕切り、プライベート空間をゾーニング。
トイレとお風呂以外では、玄関ホールへとつながる正面のドアが唯一の建具です。
壁側にはキッチン・リビング周りの収納をまとめ、一部はワークスペースとしました。
洗面室もリビングの一部に設け、ドアはありません。
ひとつながりの空間で、好きなテイストに囲まれた生活スタイルを実現させました。
上記事例詳細はこちらから:No.654 2人暮らしの0LDK
【マンション】光と風を通す空間。カーテンで優しく目隠し
お住まいのマンションの湿気が気になっていたお客様。水まわり以外の仕切りはすべてなくして、風と光が通り抜ける広々としたワンルームにリノベしました。
リビングの一部にはベッドコーナーとして、必要に応じてカーテンで目隠しできるようにしています。
カーテンを開け放つと、開放的なひとつながりの空間。
来客時や、ゆっくり眠りたいときはカーテンを閉めて。
軽やかな生地のものを選んだので、優しい光が透けてキレイ。
カーテンなら開閉も簡単で、圧迫感がありませんね。
上記事例詳細はこちらから:No.445 漆喰の壁に囲まれて暮らす、光と風あふれる家
まとめ
家具などでゆるく仕切ることで、空間にいくつもの役割をもたせられるのがワンルームリノベの魅力です。シンプルな箱のような空間が、家族構成やライフステージに合わせて、生き物のように進化していくのを楽しむことができます。今回ご紹介したお客様の多くは、最初から「仕切りたいor仕切りたくない」というよりも「理想のくらしを考えたら、ワンルームにたどり着いた」という感覚。プランニングの際は間取りにとらわれず、まずは叶えたいくらしをお話しください。大きな空間では空調が効きにくいのでは?と心配する声もいただきますが、断熱性能の向上でクリアできます。ただし、戸建て・マンションともに、構造によっては壁を撤去するのが難しい場合が。物件購入から検討している方は、中古物件探しからリノベのプロが並走する「ワンストップリノベーション」がおすすめです。