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リノベのコトバ(コーキング)

2021年7月29日(木)
リノベーションの現場で使われる住宅用語。知らなくてもおうちはできあがるけど、知ると「こんなのもあるんだ!」とわが家が愛おしくなったり、インテリア雑誌やリノベの記事を読むのが楽しくなるかもしれません。学生のころに親しんだ辞書をめくるように、コトバの扉を少しだけひらいてみましょう。

リノベのネタ帳|リノベのコトバ コーキング

水まわりや外壁工事でよく出てくる「コーキング」という言葉。築年数を経た建物が水漏れなどを起こした場合に「コーキングが傷んできていますね」などという風に使われます。

・隙間を防ぐのが「コーキング」
建物の施工では、モノとモノのつなぎ目が必ず生まれます。もちろん、ぴったり隙間なく施工するのですが、外壁やお風呂・洗面など防水が必要な場所には、目に見えない隙間を防ぐため接着剤のようなものを塗って密着、密封します。
それが「コーキング」で、ゴムのような柔軟性のある素材でできています。使う場所によって樹脂やシリコンなどが配合されています。
また、密閉して水漏れを防ぐ以外にも、建材同士がぶつかり合うのを防止する、クッションとしての役割があります。コンクリートやサイディングなどは、気温や湿度によってわずかに膨張・収縮をする性質があるため、そのまま固定してしまうと、割れたりゆがみが出やすくなります。
そこで、間に柔軟性のある素材(コーキング材)をはさむことで、それが緩衝材となって建物の耐久性が上がるのです。

リノベのネタ帳|リノベのコトバ コーキング
キッチン天板と壁部分のコーキング

リノベのネタ帳|リノベのコトバ コーキング作業の様子
コーキング作業の様子

・「コーキング」と「シーリング」の違い
もともとの素材や由来に違いがあるようですが、今はどちらも同じ意味に使われています。「シール」などともいいますが、「コーキング工事」も「シーリング工事」も同じことをすると受け取って大丈夫です。
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