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リノベのコトバ(長押)

2022年3月15日(火)
リノベのコトバ|長押 建築用語 日本建築

和室リノベの人気にともない、見直されている日本の建築様式。日本建築ならではのコトバもたくさんあります。
身近なところで「長押」は、おうちにある人も多いのではないでしょうか。
和室に限らず、あれば便利に使える部材です。

リノベのコトバ|長押 和室 日本建築 用語
・もともとは柱を固定する役割
和室の壁面の、ちょうど目線か少し高い位置をぐるりと囲んでいる横木が「長押」です。
中世以前の日本の建築方法では、柱と柱を連結するための構造材でした。
鎌倉時代に柱を貫通して連結する「貫(ぬき)」が用いられるようになってからは、長押は装飾としての役割が主なものになりました。

・「長押」にも種類がある
「長押」は、取り付け位置によって分類されています。
柱の下端をつないでいた「地長押」、窓下の「腰長押」、開口部上部の「内法(うちのり)長押」、天井近くの「天井長押」などがあります。
私たちが普段目にするのは、現代の住宅でもよく取り付けられている「内法長押」です。

・後付けしたり、洋室に設置する人も
壁面収納として使える長押は、上部に絵や写真を立てたり、フックを取り付けて帽子などをかけることができます。
棚ほど場所をとらないため、設置場所も選びません。
最近は洋室に取り付けて、インテリアのポイントや壁面収納として利用することもあります。
無印良品などでも、石膏ボードの壁に自分で取り付けられる長押が出ています。
「ここにちょっとモノがかけられたらいいのに」と思っている人は、設置を検討してみてはいかがでしょうか。
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