和室から洋室にリノベーション!事例や気になる費用をご紹介
2022年11月13日(日)
「やっぱり畳が落ち着くなぁ」の和室派さんも、「おしゃれで使いやすいフローリングがいい」の洋室派さんも、ラフスタイルの変化にともない、空間の使い方は変わるはず。子どもが小さい頃はお昼寝や遊び場所に重宝した和室も、子どもの成長とともに納戸状態になってしまったり、逆に、着物やお茶を始めたことで、和室が欲しくなったり。和室から洋室へのリフォームや、和室をより使いやすくリノベーションした事例に加え、まとめとして和室→洋室リノベの費用や工期をご紹介します。
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目次
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テレワークなどで家にいる時間が増えたこともあり、いまの暮らしに合う住まいにリノベーションを決意しました。
Before
もとの間取りは3LD+独立型K、バルコニー側に3室のワイドスパンの住まい。
リビングに隣接する和室が窓を分断し、せっかくのパークビューが生かしきれていませんでした。
After
そこで、和室と廊下の一部を取り込んで、リビングをひとつの大きな空間に。
水回りスペースとの間には間仕切り壁を立て室内窓で明るさと通風を確保。
Before
After
同アングルから比べてみると、空間がつながることによって開放感と明るさが格段に上がっています。
明るいグレーの床にインディゴブルーのキッチンカウンターや板張り天井で、インテリアもブラッシュアップ。
お気に入りのパークビューもこの通り。
ふたつの掃き出し窓からたっぷりとした緑の木立が望める、贅沢な空間となりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.788 パークビューを楽しむ住まい
室内窓のことをもっと知りたい!という方はこちらをぜひどうぞ。
⇒光と風を家じゅうに届け、家族の絆もつなげる! リノベで作った「室内窓」
Before
もともと南北に細長いかたちの建物で、リビングに和室が隣接したつくり。
キッチンは写真右側、廊下のようなスペースに壁付けで設置されていました。
After
家族4人が集まって食事をとれる十分なスペースがなく、配膳もしづらかったことから、思い切って和室を撤去。
和室のあった場所にⅡ型キッチンをつくって、たっぷりとダイニングをとることにしました。
これまでキッチンのあった窓にはカウンターデスクを造作して、子どもたちの宿題やテレワークに。
天井板も撤去して構造をホワイトで塗装し、縦の開放感が生まれました。
ブルーグレーのタイルを貼ったおしゃれなキッチンが、もと和室だったとはとても思えません。
さらに、キッチンから洗面室に抜ける白いドアで回遊動線もつくり、使い勝手も画期的に変わっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.823 回廊のある家
くつろぐ場所であるはずのLDKが1階にあり、日当たりが悪く、寒さや結露が気になっていたおうち。
その一方で、条件のいい2階では寝室以外は上手く使えておらず、納戸状態に。
そこで、2階の洋室2室と和室の3部屋分をひとつにつなげて、開放感たっぷりのLDKにしました。
オープンデッキに面した窓には断熱サッシを使い、幅・高さを広げてテラスとの一体感を高めました。
梁を現しにし、柱とともに塗装してインテリアのアクセントに。
既存のトップライトからも光が降りそそぐ、明るく気持ちの良いダイニングです。
1階には寝室とたっぷりの収納、土間空間を新設。
天井と床下に断熱工事も施して、快適でエコな家に生まれ変わりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.785 ずっと暮らしたい家
38年のこちらのおうちもそのひとつで、まず、バルコニー側の2室をLDKにまとめました。
ダウンライトやスポットライトでくつろぎ感を出し、TV背面の壁は珪藻土塗りに。
「いずれは友人を招いて食事やお酒を楽しみたい」と、存在感たっぷりのL字カウンターも造作。
玄関の隣、共用廊下側に独立していた和室をフローリングにして寝室に。
リビング側とは天井の一部や床でつながり、プライベートな場所ながらも一体感のある空間となっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.781 くつろぎと心地よさを追求して
リビング横にあった6畳の和室を、半分ほどにしてインテリアも刷新しました。
小上がりにしたことと、1/4ほどに木格子を設置したことで、ほどよい独立感も生まれています。
お茶をされているお客様のために、着物で和室に上りやすい可動式の踏み台もセット。
和モダンな茶室として、休日や来客時にお点前を楽しんでいるそうです。
普段はすっきりと収納されているスクリーンをおろせば、個室として独立させることもできます。
この写真の事例詳細はこちら:No.828 お茶香る 和モダン空間
気になる費用については、6畳の和室を無垢フローリングにした場合、戸建てで25万円~。ただ床材を変えるだけでなく、襖の敷居を撤去して、既存の床と高さを合わせるなどの調整が必要となります。
マンションの場合は、使用するフローリング材の遮音等級が指定されていることが多く、管理規約を確認して遮音性の高いフローリング材を選んだり、防音下地を入れる必要があることも。費用は無垢フローリングへの変更で30万円~が目安となりますが、防音マット付きフローリングならもっと安価にすることは可能です。
戸建て、マンションいずれも3~4日の工期が目安となります。
「うまく使えていない和室がある」という方は、いちど検討してみてはいかがでしょうか。
その他リノベーションに関する工期に関しては
プランナーに聞いた!⑤「リノベの工期ってどのぐらい?」
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目次
- マンションで和室を取り込んだ大空間LDKを実現
- 和室のあった場所にキッチンをつくった大胆リノベ
- 戸建て2階の和室と洋室をつなげてワンフロアLDKに
- 共用廊下側の和室をオープンなベッドルームに
- マンションのリビング横和室を小上がりのモダンな茶室に
- まとめ
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マンションで和室を取り込んだ大空間LDKを実現
20年間住んだマンション。ライフスタイルにも変化が
水廻り設備が耐用年数を迎え、そろそろ改修の必要を感じていたご夫婦。テレワークなどで家にいる時間が増えたこともあり、いまの暮らしに合う住まいにリノベーションを決意しました。
Before
もとの間取りは3LD+独立型K、バルコニー側に3室のワイドスパンの住まい。
リビングに隣接する和室が窓を分断し、せっかくのパークビューが生かしきれていませんでした。
After
そこで、和室と廊下の一部を取り込んで、リビングをひとつの大きな空間に。
水回りスペースとの間には間仕切り壁を立て室内窓で明るさと通風を確保。
Before
After
同アングルから比べてみると、空間がつながることによって開放感と明るさが格段に上がっています。
明るいグレーの床にインディゴブルーのキッチンカウンターや板張り天井で、インテリアもブラッシュアップ。
お気に入りのパークビューもこの通り。
ふたつの掃き出し窓からたっぷりとした緑の木立が望める、贅沢な空間となりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.788 パークビューを楽しむ住まい
室内窓のことをもっと知りたい!という方はこちらをぜひどうぞ。
⇒光と風を家じゅうに届け、家族の絆もつなげる! リノベで作った「室内窓」
和室のあった場所にキッチンをつくった大胆リノベ
鉄骨造の実家2階を二世帯仕様に
転勤から戻るにあたり、ご実家の2階をリノベーションして住むことになったご家族。Before
もともと南北に細長いかたちの建物で、リビングに和室が隣接したつくり。
キッチンは写真右側、廊下のようなスペースに壁付けで設置されていました。
After
家族4人が集まって食事をとれる十分なスペースがなく、配膳もしづらかったことから、思い切って和室を撤去。
和室のあった場所にⅡ型キッチンをつくって、たっぷりとダイニングをとることにしました。
これまでキッチンのあった窓にはカウンターデスクを造作して、子どもたちの宿題やテレワークに。
天井板も撤去して構造をホワイトで塗装し、縦の開放感が生まれました。
ブルーグレーのタイルを貼ったおしゃれなキッチンが、もと和室だったとはとても思えません。
さらに、キッチンから洗面室に抜ける白いドアで回遊動線もつくり、使い勝手も画期的に変わっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.823 回廊のある家
戸建て2階の和室と洋室をつなげてワンフロアLDKに
LDKを暗く寒かった1階から2階へ移動
つづいては、中古戸建てでは定番ともいえる、LDKの2階への移動。くつろぐ場所であるはずのLDKが1階にあり、日当たりが悪く、寒さや結露が気になっていたおうち。
その一方で、条件のいい2階では寝室以外は上手く使えておらず、納戸状態に。
そこで、2階の洋室2室と和室の3部屋分をひとつにつなげて、開放感たっぷりのLDKにしました。
オープンデッキに面した窓には断熱サッシを使い、幅・高さを広げてテラスとの一体感を高めました。
梁を現しにし、柱とともに塗装してインテリアのアクセントに。
既存のトップライトからも光が降りそそぐ、明るく気持ちの良いダイニングです。
1階には寝室とたっぷりの収納、土間空間を新設。
天井と床下に断熱工事も施して、快適でエコな家に生まれ変わりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.785 ずっと暮らしたい家
共用廊下側の和室をオープンなベッドルームに
和室を洋室にリフォームして3DKから1LDKへ
部屋が細かく分断されがちな古いマンションでは、共用廊下側に和室があることもあります。38年のこちらのおうちもそのひとつで、まず、バルコニー側の2室をLDKにまとめました。
ダウンライトやスポットライトでくつろぎ感を出し、TV背面の壁は珪藻土塗りに。
「いずれは友人を招いて食事やお酒を楽しみたい」と、存在感たっぷりのL字カウンターも造作。
玄関の隣、共用廊下側に独立していた和室をフローリングにして寝室に。
リビング側とは天井の一部や床でつながり、プライベートな場所ながらも一体感のある空間となっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.781 くつろぎと心地よさを追求して
マンションのリビング横和室を小上がりのモダンな茶室に
和室をコンパクトにして使いやすく
最後に、和室→和室のリノベーションをご紹介します。リビング横にあった6畳の和室を、半分ほどにしてインテリアも刷新しました。
小上がりにしたことと、1/4ほどに木格子を設置したことで、ほどよい独立感も生まれています。
お茶をされているお客様のために、着物で和室に上りやすい可動式の踏み台もセット。
和モダンな茶室として、休日や来客時にお点前を楽しんでいるそうです。
普段はすっきりと収納されているスクリーンをおろせば、個室として独立させることもできます。
この写真の事例詳細はこちら:No.828 お茶香る 和モダン空間
和室から洋室へリノベーションする場合の費用と期間
1室だけを部分リノベする場合
今回ご紹介した事例はフルリノベーションの一部ですが、和室1室だけを洋室に部分リノベすることもできます。気になる費用については、6畳の和室を無垢フローリングにした場合、戸建てで25万円~。ただ床材を変えるだけでなく、襖の敷居を撤去して、既存の床と高さを合わせるなどの調整が必要となります。
マンションの場合は、使用するフローリング材の遮音等級が指定されていることが多く、管理規約を確認して遮音性の高いフローリング材を選んだり、防音下地を入れる必要があることも。費用は無垢フローリングへの変更で30万円~が目安となりますが、防音マット付きフローリングならもっと安価にすることは可能です。
戸建て、マンションいずれも3~4日の工期が目安となります。
「うまく使えていない和室がある」という方は、いちど検討してみてはいかがでしょうか。
その他リノベーションに関する工期に関しては
プランナーに聞いた!⑤「リノベの工期ってどのぐらい?」