【お気に入りの逸品】M様邸 No.828 ~リノベーションで選んだタイル~
2022年12月6日(火)
- Vol.1:茶釜をはじめとした茶道具
- Vol.2:グラフテクトのダイニングテーブル
- Vol.3:ルイスポールセンのダイニング照明PH5
- Vol.4:リノベーションで選んだタイル
洗練と可愛らしさの絶妙なバランス
このマンションで、実は2回目のリノベーションとなるM邸。最初のリノベでも、洗面室のウィリアム・モリスのクロスなど、お気に入りをたくさん取り入れました。
「どちらのリノベーションでもこだわったアイテムといえば、やっぱりタイルです!」
今回もぜひ、と逸品でもご紹介いただくことになりました。
リビングに入って最初に目に入るのが、テレビ後ろの壁に大きく貼られたヘリンボーン模様のタイル。
「おうちのどこかにヘリンボーンを入れたい、と打合せで話すと『では、ヘリンボーン模様にタイルを貼るのはいかがですか』とご提案が。リビングにはなんとなくエコカラットを貼ろうかな?と思っていたのですが、見せていただいた平田タイルのこの商品がとてもステキだったので、こちらに決めました」。
まわりの壁と同じホワイトですが、斜めに走る立体的な陰影によって、見る角度によって表情が変化。
朝の光や午後の光、夜の照明の下…それぞれに違う顔を見せてくれる豊かな質感が、リビングをより魅力的な空間にしてくれます。
もう一ヶ所はキッチンのブルーグレーのタイルで、こちらはM様のご指名。
「ピンタレストで見かけて『コレがいい!』と。細長いタイルを縦に貼るのもいいなと思いました」。
ブルーグレーのタイルに白い目地は、どちらかといえば可愛らしいアイテム。
しかし、通し目地でタイルを縦長に使うことによって大人っぽく、端正な印象に仕上がっています。
そういえば今回のリノベーション、お嬢さんとは進行中から色々やりとりされていたそうですが、完成後にビビッドな反応があったのは息子さんの方だったそう。
「メールで完成した家の写真を送ると、すぐに『かっこいい!』と返信が。普段はメールの返信もめったにないのに…」と苦笑するM様。
新しくなったリビングで、家族で集まるのを楽しみにされていました。