耐震工事で安全を、断熱性UPで快適を手に入れる!「性能向上リノベーション」
2023年5月28日(日)
経年変化した味わいやレトロなたたずまい、新築よりもリーズナブルな価格と、中古物件の良さはたくさんあります。でも、中古のおうちに住むならば、考えるべきは耐震性、断熱性のこと。末永く安心して、快適に暮らすためには、性能向上のためのリノベーションが必要になる場合も多いのです。…とはいえ目に見えない部分のため、なかなかピンとこないのも事実。実際にリノベした事例を見てみましょう。
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目次
こちらは築16年のマンション。
エアコンの故障がきっかけでリノベーションを検討しました。
この際、これまで住んでいて気になった部分なども改善するべく、キッチンの向きや収納なども見直しています。
築16年とそこまで古くはないので性能は問題ないように思えますが、問題はこの窓の大きさ。
とても明るくて気持ちがいい反面、夏は西日が強く、窓の側が暑かったそう。
そこで、窓にインナーサッシを入れて採光はそのままに、熱を遮断してぐんと快適に。
エアコンの効きが良くなり、リビングの奥につくったスタディコーナーでの勉強もはかどりそう。
断熱性UPのエコなリノベーションということで、国の補助金も活用できました。
この写真の事例詳細はこちら:No.826 これからをもっと心地よく
子どもの独立や今後の親との同居、自分たちの将来の暮らしを見据えてリノベを考えたご夫婦。
LDKを2階に移動する案も検討したものの、ゆくゆくは1階をメインに暮らすことを想定してプランニング。
キッチン・リビング・和室と分かれていた間取りを一体化して、ゆったりとしたLDKをつくりました。
1階ということで、気になるのは床下からの底冷え。
床下に断熱材を施し、窓も断熱サッシに入れ替えて快適な温熱環境を実現しました。
レトロなポスターに合わせて、タイルなどでどこか昭和ノスタルジーを感じるデザインも魅力。
これから先も、長く心地よく暮らせる住まいとなりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.850 これからを暮らしやすく、ノスタルジーを織り込んで
建てられてから40年経つものの、もともとしっかりとしたつくりのお住まい。
立派な構造は生かしつつも、4人家族の暮らしに合わせた間取りに再構築しています。
玄関ホールと階段だった場所はダイニングキッチンになりました。
リビングドアの脇にはカウンターデスクを造作し、家族共用のワークスペースに。
完成写真からは分かりませんが、基礎部分から耐震工事を施し、壁にも断熱材を充填しています。
設備はもちろん、耐用年数を迎えた給排水管や配線も新しくして、新築並みの暮らしやすさを実現しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.829 新築のようにくらす家
性能面では、やはり冬の寒さが気になっていたそう。
特に寒さの厳しかった1階は床下全体に断熱材を充填して断熱性をUP。
熱が逃げやすい窓は、断熱性の高いペアガラスサッシに交換したり、インナーサッシを設置しました。
壁を取り払って向きを変えたキッチンの下まで床暖房を入れて、お料理中もポカポカとあたたか。
耐震補強や外壁の塗り変えも実施し、安心して気持ちよく暮らせるおうちを手に入れました。
この写真の事例詳細はこちら:No.827 ぽかぽかキッチンで料理を楽しむ
物件購入前に、どんなリノベーションが可能か建物の状態を現地調査しました。
ダイニングキッチン、和室、洋室と細かく分かれていた空間をひとつにして、ゆったりとしたLDKに。
筋交い越しに視線と風が通り抜けるため、開放感を損なわずインテリアのアクセントとなっています。
2階は和室の佇まいをいかしつつ、一部屋はフローリングにして夫の書斎に。
木造住宅の耐震化工事が対象の助成制度も利用し、見えない部分も賢くリノベーションしたおうちです。
この写真の事例詳細はこちら:No.809 ひろびろのびのび 育つ家
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目次
- 築16年マンション|インナーサッシで窓のそばを快適に
- 築33年戸建て|2×4のおうち。LDKのある1階床下に断熱工事
- 築42年戸建て|引き継いだ祖母の家を新築並みの住宅性能に
- 築37年戸建て|寒さが厳しい1階床下に断熱+床暖房も設置
- 築40年戸建て|中古を買って性能向上。補助金も使って賢くリノベ
- まとめ
マンションでも!インナーサッシで窓のそばを快適に
環境にいいエコリノベで国の補助金も活用
性能向上リノベというと戸建てが中心にはなりますが、マンションでも暑さ・寒さが気になることはあります。こちらは築16年のマンション。
エアコンの故障がきっかけでリノベーションを検討しました。
この際、これまで住んでいて気になった部分なども改善するべく、キッチンの向きや収納なども見直しています。
築16年とそこまで古くはないので性能は問題ないように思えますが、問題はこの窓の大きさ。
とても明るくて気持ちがいい反面、夏は西日が強く、窓の側が暑かったそう。
そこで、窓にインナーサッシを入れて採光はそのままに、熱を遮断してぐんと快適に。
エアコンの効きが良くなり、リビングの奥につくったスタディコーナーでの勉強もはかどりそう。
断熱性UPのエコなリノベーションということで、国の補助金も活用できました。
この写真の事例詳細はこちら:No.826 これからをもっと心地よく
築33年|2×4のおうち。LDKのある1階床下に断熱工事
将来を考えた1階中心のライフスタイルに合わせて
ここからは戸建ての性能向上リノベーションです。子どもの独立や今後の親との同居、自分たちの将来の暮らしを見据えてリノベを考えたご夫婦。
LDKを2階に移動する案も検討したものの、ゆくゆくは1階をメインに暮らすことを想定してプランニング。
キッチン・リビング・和室と分かれていた間取りを一体化して、ゆったりとしたLDKをつくりました。
1階ということで、気になるのは床下からの底冷え。
床下に断熱材を施し、窓も断熱サッシに入れ替えて快適な温熱環境を実現しました。
レトロなポスターに合わせて、タイルなどでどこか昭和ノスタルジーを感じるデザインも魅力。
これから先も、長く心地よく暮らせる住まいとなりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.850 これからを暮らしやすく、ノスタルジーを織り込んで
築42年|引き継いだ祖母の家を新築並みの住宅性能に
思い出を守りつつ、外壁から給排水管等まで刷新
続いては、空き家になっていたお祖母様の住まいを受け継いだご夫婦のリノベーションです。建てられてから40年経つものの、もともとしっかりとしたつくりのお住まい。
立派な構造は生かしつつも、4人家族の暮らしに合わせた間取りに再構築しています。
玄関ホールと階段だった場所はダイニングキッチンになりました。
リビングドアの脇にはカウンターデスクを造作し、家族共用のワークスペースに。
完成写真からは分かりませんが、基礎部分から耐震工事を施し、壁にも断熱材を充填しています。
設備はもちろん、耐用年数を迎えた給排水管や配線も新しくして、新築並みの暮らしやすさを実現しました。
この写真の事例詳細はこちら:No.829 新築のようにくらす家
築37年|寒さが厳しい1階床下に断熱+床暖房も設置
15年前に中古で購入した住まいを再リノベ
中古で買った戸建てに15年間住んで、その間に老朽化したり、気になった部分をリノベーションしたおうちです。性能面では、やはり冬の寒さが気になっていたそう。
特に寒さの厳しかった1階は床下全体に断熱材を充填して断熱性をUP。
熱が逃げやすい窓は、断熱性の高いペアガラスサッシに交換したり、インナーサッシを設置しました。
壁を取り払って向きを変えたキッチンの下まで床暖房を入れて、お料理中もポカポカとあたたか。
耐震補強や外壁の塗り変えも実施し、安心して気持ちよく暮らせるおうちを手に入れました。
この写真の事例詳細はこちら:No.827 ぽかぽかキッチンで料理を楽しむ
築40年|中古を買って性能向上。補助金も使って賢くリノベ
希望のリノベができるか購入前に現地調査を実施
最後は、子どもの成長に合わせて中古戸建てを探していたご家族です。物件購入前に、どんなリノベーションが可能か建物の状態を現地調査しました。
ダイニングキッチン、和室、洋室と細かく分かれていた空間をひとつにして、ゆったりとしたLDKに。
筋交い越しに視線と風が通り抜けるため、開放感を損なわずインテリアのアクセントとなっています。
2階は和室の佇まいをいかしつつ、一部屋はフローリングにして夫の書斎に。
木造住宅の耐震化工事が対象の助成制度も利用し、見えない部分も賢くリノベーションしたおうちです。
この写真の事例詳細はこちら:No.809 ひろびろのびのび 育つ家