リノベしたお家の「その後」が見たい！OB訪問 〜家族に合わせて成長する家　O様邸（前編）〜

リノベーション後の新生活から１年、2年と経った後のお家。「リノベ直後のように、キレイなままなのかな？」「長く住んで初めて気付くことってあるの？」・・・これ、とっても気になりますよね！今回は、約4年前に中古一戸建てを購入、リノベーションしたご家族を「OB訪問」！前後編に分けて、Q&A方式でお届けします。


リノベーション後、4年経ったいま、お気に入りの場所は？
―いまのお家で、気に入っているポイントはどこですか？

おく様●リビングから庭の四季の風景が眺められるところです。窓サッシを大きくしたので、重いかな？と心配していたのですがスムーズに開け閉めできます。網戸もシースルーのものを選び、視界がクリアなのでよかったです。

―お庭にはどんなものを？

おく様●前にお住まいだった方が残されたのが、キンモクセイと桜。春には、ウッドデッキでみんなでお花見しました。新しく植えたジューンベリーはたくさん実をつけてくれて、ジャムにしてすぐ食べきっちゃいました。今は落葉樹が多く、冬は葉が落ちてしまって少しさみしいので、これから常緑の木も植えていきたいな。

だんな様●僕は、2階ホールに本棚を造作したコーナーです。たまに整理したり、本の場所を入れ替えたりするのも楽しい。子どもたちも「図書館みたい！」って喜んでいますね。寝る前に読む本をここから取り出して、隣の寝室に持っていくんです。


緑の庭を望む大きな窓と2階の図書コーナー


住んで実感「リノベでやってよかったところ」
―リノベーション直後はそこまでピンときていなかったけど、住み始めて良さを実感したところはありますか？

だんな様●床暖房は、冬になって暖かさをしみじみ実感しました。もう、無しの生活には戻れないかも（笑）。

おく様●家事スペースまわりの動線でしょうか。キッチンから家事スペースを通って洗面、お風呂とまっすぐつながっているので、すごく動きやすいです。料理をしながらお風呂上がりの子どものところに駆けつけられる。まだちゃんと拭けなくて、びしょびしょのまま出てきちゃうから…。廊下側からぐるりと回れるのも便利です。

　
キッチンからまっすぐバスルームへ。ふたりで決めた紺色のアクセントクロスもお気に入りだそう

（「ぐるぐるまわれるようにしてって言ったの、僕だよ！」と長男）
―そうなんですね！小学1年生だった上のお兄ちゃんも、もう5年生！…ご家族も増えられましたね！

だんな様●この家で下の子が産まれて、3人兄弟になりました。リノベのときに2歳だった次男もこの春小学校にあがるので、動線やものの置き場所も見直さないと…と思っています。


三男くんは、取材中、すやすやと夢の中…


予想外だった子どもたちの生活動線
―見直すとは、具体的にはどのようなことでしょうか？

おく様●最初は2階に長男のランドセルを置くつもりでしたが、なかなか持って上がるのが難しくて、後からリビングにランドセル置き場を作りました。でも、今度は次男が入学で、1階にランドセル2個は難しい。下の子も産まれて、お兄ちゃんたちの勉強のジャマをしたりと、いつでもみんなでリビングで過ごすことが難しくなって…。

だんな様●それで、今回2階にふたりで並んで勉強できるデスクを新設することにしたんです。

おく様●3人の年代がバラバラなので、おもちゃもそれぞれにあってかさばるんですよね。なので、お片付けは2階に、というふうに今後は習慣づけていきたいと考えています。


ふたりが並んで勉強できるデスク


―棚なども今後作っていくのでしょうか？

だんな様●そうですね、DIYで。玄関収納も、リノベ当時はしまうものがはっきりイメージできなかったので、下地だけ作ってもらいました。子どもが少し大きくなれば、サッカーをやりたがるか、野球をやりたがるか分からない。それぞれしまうものは変わるので、箱だけ作って、フレキシブルに変えられるようにするのが正解だと思います。


玄関収納の棚板をぴったりにDIY。スペースのムダなく収納！

おく様●玄関といえば、子どもが外で遊んでドロドロになって帰ってくるんです。ここまで汚れるとは予想していなかったので、三和土はタイルにしておけばよかったかな…いつかやりたいかも、と思っています。


－子どもたちの成長に合わせて、最初のリノベから4年後となる現在、2階を追加リノベしたO様家族。次回は、2回目となるリノベのポイントや、これから初めてリノベーションする人へのアドバイスをうかがいたいと思います。（後編につづく）