クローゼットに荷物を集約して、マンションでもスッキリ暮らす収納術

どうしても収納不足になりがちなマンション。メリハリのあるスペース活用のために、大型のクローゼットをつくり、家族の服や荷物をそこに集約してしまうお客様が増えています。間取りのどの場所に、どのようにつくれば、しまう⇔取り出すがスムーズにできて、おうちがスッキリと片付くのでしょうか？参考にしたい事例を集めてみました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
目次

• ベッドのすぐ近くなら、朝起きてすぐの身支度に便利
• DIYでフレキシブルに、好きな場所に好きなだけ
• リビングからウォークスルークローゼットを通って寝室へ
• ワークスペースを真ん中に、クローゼットへ3WAYアクセス
• ファミリークローゼットを左右でシェア＆リビングの収納も拝見！
• まとめ

――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

ベッドのすぐ近くなら、朝起きてすぐの身支度に便利

ベッドルームに壁を立てて、セミオープンな収納スペース

寝室の近くに大型の収納があると、夜寝る前や、朝の身支度がスムーズです。


ヘリンボーンの床がおしゃれなこちらの寝室。
ベッドヘッド側に壁を立てて、スマートフォンなどを置いたり、充電できるようコンセントを設置しました。


裏側はたっぷりとワードローブがしまえるクローゼットになっています。
寝室側からも見えないのでスッキリ、でも簡単に回り込めるので使い勝手も◎。
窓や壁の位置によってベッドの置き方が難しく、収納がない寝室でマネしたいアイデアです。

この写真の事例詳細はこちら：No.818　味わい深く　上品に
 

DIYでフレキシブルに、好きな場所に好きなだけ

将来は撤去してお部屋を広々使ったり、分けたりも可能

同じく寝室のウォークインクローゼットですが、こちらはDIYで棚板を取り付け、対面に大型収納を置きました。


お客様ご自身で設置しているため、スペースや位置を使い勝手に合わせてカスタマイズできます。


間口も引き戸で広くとっているため、将来的には収納を撤去して部屋を広く使ったり、2部屋に分けることも。
シンプルな白い箱のようなデザインで圧迫感がなく、おうちの色々なところで使えそうです。

この写真の事例詳細はこちら：No.822　家族みんなが心地よい　バリアフリーな住まい
 

リビングからウォークスルークローゼットを通って寝室へ

マンションのお部屋全体を回遊動線に

お子様が小さいうちは特に、リビング周りが家族のメインの生活場所になるため、収納が近くにあると便利です。
こちらは、リビングの一角、畳コーナーの奥にクローゼットをつくったおうち。


シンプルな白い引き戸を選んだため、扉を閉めてしまえば壁と同化してスッキリ。


クローゼットの奥は、そのまま寝室へとウォークスルー。
朝は寝室から、身支度を整えてリビングへ。
畳コーナーでたたんだ洗濯物も、クローゼットにすぐにしまえて便利です。
寝室と水まわり、リビングをつなぐ廊下もあるため、マンションの部屋全体をぐるりと回遊することができます。

この写真の事例詳細はこちら：No.841　simple cozy life
 

ワークスペースを真ん中に、クローゼットへ3WAYアクセス

プリンターなど、デスクまわりのものも収納できる

リビングから、ワークスペースを通り抜けて寝室への動線をつくったおうちです。


ワークスペースと、廊下や洗面室をつなぐようにウォークスルークローゼットを配置しました。
Ｔ字路のようにワークスペースの左右に寝室とリビング、手前にクローゼットと、3方向にアクセスできます。


デスクまわりでかさばりがちなプリンターなどもここに収納。
間取りの中央にクローゼットがあることで、家の各場所の荷物をしまいやすいのもポイントです。

この写真の事例詳細はこちら：No.808　自然素材に包まれて
 

ファミリークローゼットを左右でシェア＆リビングの収納も拝見！

意外と迷いがちなクローゼット内部の使い方

ウォークスルーではないですが、先ほどと同じく、間取りの中央あたりに収納を配置したおうちです。
寝室の手前、パーソナルスペースの入り口がクローゼット。
引き戸が広く開くため使い勝手がよく、左右を夫婦で分けて使っているそう。
ハンガーバーは、壁際につくることが多いですが、手前にあると普段づかいの洋服がすぐ取り出せて便利です。


おなじおうちで、リビング収納の中も拝見しました。
高さが調節できる棚板に、ケースやカゴを使って美しく収納しています。


梁の出っ張りにぴったりに設置したカップボードの納まりもキレイ！
マネしたい収納のアイデアが沢山あるおうちでした。

この写真の事例詳細はこちら：No.834　「ちょっとコーヒーでも淹れようか」
 

まとめ

荷物の量や形状は家族によってさまざまです。収納アイデアの本やサイトでもよく言われていますが、まずは「しまいたいモノを把握する」ことがスタート！リノベーションでも、モノの量を見直し、収納計画を立ててから、クローゼットの場所や大きさを決めていきます。多くのお客様がリノベーション後に口にする言葉が「もうこれ以上モノは増やしません」。一つ手に入れたらひとつ手放す…その覚悟ができるほどに、モノを吟味して、収納する。それができるいい機会が、リノベーションなのかもしれませんね。