既存を利用して賢くコストダウン! 部分リノベで暮らしが劇的に変わる
2017年10月8日(日)
築年数が古い建物や、間取り・耐震に問題があるときだけがリノベーションの出番でしょうか?答えはNO!築浅やすでにリノベ済み物件の場合も、デザインや使い勝手を少し変えるだけで、住みやすく、世界でひとつだけの空間に変わります。既存の設備なども利用してコストを抑えつつも、お気に入りの暮らしを叶えたお家をご紹介します。
築2年のマンションをリノベ前提で。収納不足とデザインの不満を解消
【Before→After】
築2年の中古マンションを購入したA様家族。左が購入当時で、ダークブラウンの床と、モノトーンで統一された建具のシンプルモダンなデザインでした。
「もっと素材感のある、ナチュラルな雰囲気にしたい」とクロスやレンガでイメージチェンジ。
収納不足はリビング収納を新設することで解消。
壁に磁器タイルを貼ったり、部分的に黒板塗装することで、白一色ののっぺり感にニュアンスを加えました。
また、キッチンは新しかったので既存のまま再利用。
リビングから目に入る位置にある吊り収納の、扉のみ柾目のタモ材で造作しています。
リビングにはパソコンデスクや将来のお子さんの勉強机としても使えるカウンターデスクを造作。
左右でカタチの違う棚が、空間にリズムを加えています。
床暖房の入っていたフローリングはそのままに、木をふんだんにつかった造作デスクとのあいだをグレーのアクセントクロスがつなぎます。
(No.509 部分リノベで理想のデザインと素材感を実現)
築4年の戸建てに、大好きな本を収納する本棚とデスクを
本をたくさんお持ちのN様からの希望は「リビングの壁面に本棚をつくりたい」というもの。
最初は壁面すべてを本棚にする予定でしたが、エアコンや窓の位置を考えると、形がでこぼこになったり、光が入りづらくなる心配が。
また、お子さんたちの勉強やパソコンができるデスクやテレビボードも必要ということに。
そこで、本棚にテレビボードやカウンターデスクを組み合わせたデザインに変更しました。
ウォールナット無垢材の温かみと、ミントグリーンのアクセントクロスが優しい雰囲気。
デスクの部分はアールにすることで、姉妹2人が向き合って使うことができます
上から見るとクジラの形になっている、楽しいデザインもポイント。
【Before→After】
もう一つ不満だったのが、リビングにトイレがあったため、出入りするときにリビングから見えてしまうこと。
ここに壁を作ると暗くなってしまいます。そこで、木製のスリットを設置しました。
上下を金具で固定しているので、不要になったら取り外すこともできます。
天井は金具用の下地を入れる代わりに化粧梁に見立てた板を貼ることで、工事も最小限に抑えました。
(No.538 お気に入りはクジラのカウンター)
収納が少なく、有効活用できていなかった和室を立体的に利用
【Before→After】
続いては築22年のマンションに家族4人でお住まいのF様一家。
収納スペース不足にお悩みだったことから、リノベを決意されました。
そこで、リビングから直接出入りできるウォークインクロゼットを新設。
イエローの箱のようなデザインと、アーチの入口がリビングのアクセントになっています。
夫婦の寝室としても使う和室は、布団を敷ける広さを確保した上で、床下が収納の小上がりに。
手前が引き出し式になっていて、奥は畳を上げてモノを出し入れします。
お子さんの勉強スペースになる掘りごたつ式のカウンターテーブルは、敷き布団を足元に落とし込んでしまえる便利な造りです。
リビングと一体化しながらも、寝室として使うときはこのように閉めて、ゆっくり眠ることができます。
間取りを変えずに収納不足を解消し、コストダウンにつなげています。
(No.511 アイディア収納でスッキリ暮らす)
リノベ済みのマンションを愛着の持てる好みの内装に
【Before→After】
中古物件を購入して、自分たちの好みの住まいを実現したいと考えていたK様夫妻。
希望のエリアで築30年のマンションを購入することができました。
リノベ済みで内装はきれいでしたが、柄入りのクロスや床の雰囲気が好みではなかったため、入居前にリノベーションをすることに。
リビング、洋室、キッチン、ダイニングと分かれていた空間を、不要な間仕切りをなくして開放的な大空間に。
取りのぞけない壁の部分は、お気に入りの食器棚を置くスペースにしました。
キッチンとダイニングは対面キッチンで仕切られていましたが、移設して壁付けにすることで広く使えるように。
洋室2室や洗面室・玄関なども好みのデザインに刷新しました。
(No.492 お気に入りの家具が映える、無垢材と白い壁のシンプルで心地よい住まい)
間取りを変えずにお気に入りの家具が映える空間に
【Before→After】H様夫妻が選んだのは、築12年の中古マンション。
間取りの不満はありませんでしたが、内装の色合いや雰囲気が好みではありませんでした。
また、2人で過ごすリビングは特に居心地のいい空間にしたいというご希望が。
そこで、既存の間取りや設備などは活かしながら手を加え、自分たち好みの空間をつくりました。
【Before→After】L字型のキッチンは既存のものを再利用しました。
収納扉の枠はそのままに、中央に白いシートを貼って明るい雰囲気に。
壁は白いタイルを貼り、コンロ周りのみ既存のキッチンパネルを残しています。
お気に入りのテーブルやソファに合わせてデザインしたリビング・ダイニング。
床は床暖房に対応したオーク三層無垢材に、グレーのオイル塗装を施しました。
ガラスの入ったヴィンテージデザインのリビングドアは、H様の理想のイメージに合わせて造作。
取っ手を海外から取り寄せた、こだわりの品です。
また、将来、犬を飼いたいというご希望をお持ちだったH様。
それを考慮し、ソファの後ろの壁のみ調湿・消臭効果のある珪藻土仕上げにしました。
壁の凹凸を活かして飾り棚も設けています。
他にも玄関収納や洗面など、間取りを変えずにお気に入りに囲まれた暮らしができるようリノベしています。
(No.361 白のハーモニーで作る二人のこだわり空間)
まとめ
ほかにも、既存設備や間取りをいかしながらリノベーションした実例が多くあります。「こんなこと、頼めるのかな?」と思わず、毎日の少しの不便や不満を解消するヒントにしてみてください。
◆部分リノベーション
築2年のマンションをリノベ前提で。収納不足とデザインの不満を解消
【Before→After】
築2年の中古マンションを購入したA様家族。左が購入当時で、ダークブラウンの床と、モノトーンで統一された建具のシンプルモダンなデザインでした。
「もっと素材感のある、ナチュラルな雰囲気にしたい」とクロスやレンガでイメージチェンジ。
収納不足はリビング収納を新設することで解消。
壁に磁器タイルを貼ったり、部分的に黒板塗装することで、白一色ののっぺり感にニュアンスを加えました。
また、キッチンは新しかったので既存のまま再利用。
リビングから目に入る位置にある吊り収納の、扉のみ柾目のタモ材で造作しています。
リビングにはパソコンデスクや将来のお子さんの勉強机としても使えるカウンターデスクを造作。
左右でカタチの違う棚が、空間にリズムを加えています。
床暖房の入っていたフローリングはそのままに、木をふんだんにつかった造作デスクとのあいだをグレーのアクセントクロスがつなぎます。
(No.509 部分リノベで理想のデザインと素材感を実現)
築4年の戸建てに、大好きな本を収納する本棚とデスクを
本をたくさんお持ちのN様からの希望は「リビングの壁面に本棚をつくりたい」というもの。
最初は壁面すべてを本棚にする予定でしたが、エアコンや窓の位置を考えると、形がでこぼこになったり、光が入りづらくなる心配が。
また、お子さんたちの勉強やパソコンができるデスクやテレビボードも必要ということに。
そこで、本棚にテレビボードやカウンターデスクを組み合わせたデザインに変更しました。
ウォールナット無垢材の温かみと、ミントグリーンのアクセントクロスが優しい雰囲気。
デスクの部分はアールにすることで、姉妹2人が向き合って使うことができます
上から見るとクジラの形になっている、楽しいデザインもポイント。
【Before→After】
もう一つ不満だったのが、リビングにトイレがあったため、出入りするときにリビングから見えてしまうこと。
ここに壁を作ると暗くなってしまいます。そこで、木製のスリットを設置しました。
上下を金具で固定しているので、不要になったら取り外すこともできます。
天井は金具用の下地を入れる代わりに化粧梁に見立てた板を貼ることで、工事も最小限に抑えました。
(No.538 お気に入りはクジラのカウンター)
収納が少なく、有効活用できていなかった和室を立体的に利用
【Before→After】
続いては築22年のマンションに家族4人でお住まいのF様一家。
収納スペース不足にお悩みだったことから、リノベを決意されました。
そこで、リビングから直接出入りできるウォークインクロゼットを新設。
イエローの箱のようなデザインと、アーチの入口がリビングのアクセントになっています。
夫婦の寝室としても使う和室は、布団を敷ける広さを確保した上で、床下が収納の小上がりに。
手前が引き出し式になっていて、奥は畳を上げてモノを出し入れします。
お子さんの勉強スペースになる掘りごたつ式のカウンターテーブルは、敷き布団を足元に落とし込んでしまえる便利な造りです。
リビングと一体化しながらも、寝室として使うときはこのように閉めて、ゆっくり眠ることができます。
間取りを変えずに収納不足を解消し、コストダウンにつなげています。
(No.511 アイディア収納でスッキリ暮らす)
リノベ済みのマンションを愛着の持てる好みの内装に
【Before→After】
中古物件を購入して、自分たちの好みの住まいを実現したいと考えていたK様夫妻。
希望のエリアで築30年のマンションを購入することができました。
リノベ済みで内装はきれいでしたが、柄入りのクロスや床の雰囲気が好みではなかったため、入居前にリノベーションをすることに。
リビング、洋室、キッチン、ダイニングと分かれていた空間を、不要な間仕切りをなくして開放的な大空間に。
取りのぞけない壁の部分は、お気に入りの食器棚を置くスペースにしました。
キッチンとダイニングは対面キッチンで仕切られていましたが、移設して壁付けにすることで広く使えるように。
洋室2室や洗面室・玄関なども好みのデザインに刷新しました。
(No.492 お気に入りの家具が映える、無垢材と白い壁のシンプルで心地よい住まい)
間取りを変えずにお気に入りの家具が映える空間に
【Before→After】H様夫妻が選んだのは、築12年の中古マンション。
間取りの不満はありませんでしたが、内装の色合いや雰囲気が好みではありませんでした。
また、2人で過ごすリビングは特に居心地のいい空間にしたいというご希望が。
そこで、既存の間取りや設備などは活かしながら手を加え、自分たち好みの空間をつくりました。
【Before→After】L字型のキッチンは既存のものを再利用しました。
収納扉の枠はそのままに、中央に白いシートを貼って明るい雰囲気に。
壁は白いタイルを貼り、コンロ周りのみ既存のキッチンパネルを残しています。
お気に入りのテーブルやソファに合わせてデザインしたリビング・ダイニング。
床は床暖房に対応したオーク三層無垢材に、グレーのオイル塗装を施しました。
ガラスの入ったヴィンテージデザインのリビングドアは、H様の理想のイメージに合わせて造作。
取っ手を海外から取り寄せた、こだわりの品です。
また、将来、犬を飼いたいというご希望をお持ちだったH様。
それを考慮し、ソファの後ろの壁のみ調湿・消臭効果のある珪藻土仕上げにしました。
壁の凹凸を活かして飾り棚も設けています。
他にも玄関収納や洗面など、間取りを変えずにお気に入りに囲まれた暮らしができるようリノベしています。
(No.361 白のハーモニーで作る二人のこだわり空間)
まとめ
ほかにも、既存設備や間取りをいかしながらリノベーションした実例が多くあります。「こんなこと、頼めるのかな?」と思わず、毎日の少しの不便や不満を解消するヒントにしてみてください。
◆部分リノベーション