大容量なのに見た目スッキリ!家事動線から考える「パントリー」
2020年10月18日(日)
「新しい生活様式」で食品などもまとめ買いすることが増え、ますますキッチン収納の需要が高まってきました。
なかでも大容量のパントリーは、つくってよかった!の声が多く上がっています。しまいやすく取り出しやすい、もちろん見た目も優秀なパントリーの設置例を集めてみました。
キッチンの手前に。アールの入り口でかわいく空間演出
築45年の一戸建てをリノベした例です。
もともと奥の壁に付いていたキッチンを対面にして、カフェスペースを備えたカウンターをつくりました。
もともと収納だった部分をセミオープンのパントリーに。
リビングから正面には布で目隠しした棚とカゴを置いて、すっきりと見せています。
奥に浅めの棚をつくり、お酒やストック食材を保管。
食器類とダストボックスはキッチン背面に造作した収納にしまい、いつでもすぐ使えるようにしました。
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No.698 やさしい光が注ぐ 和やかな時間
回遊できるⅡ型キッチンの奥につくり、使い勝手よく
つづいては、独立していて閉塞感のあったキッチンをオープンに、シンクがアイランドのⅡ型にリノベした例です。
パントリーはシンクとコンロの間、ダイニング側から奥につくりました。
キッチンの回遊動線の真ん中でもあるため、しまうのも取り出すのも便利な場所ですね。
コンロ側もたっぷり広さがあるので、毎日使うコーヒーメーカーなどはこちらへ。
もちろん電源も設置しています。
パントリーにはダストボックスとストック食材を収納し、キレイに並べて見せています。
かさばるオーブンレンジは、パントリー横の造作収納にスッキリ収めました。
使用頻度や大きさなど、収納計画がしっかり考えられたキッチンです。
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No.680 始まりはキッチンから…
玄関からウォークスルーできるパントリー
玄関からパントリーを通ってキッチンに行ける動線は、買い物帰りにモノをしまうのにとても便利です。
こちらのお家は玄関を入ってすぐ右がLDKですが、まっすぐ進むとパントリーにも直接アクセス可能。
パントリーを通ってその先はキッチンなので、身軽に、効率よく動くことができます。
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No.693 ずっと・・・もっと・・・家族の時間
上階リビングは、階段からパントリーへのアクセスを確保
こちらは3階LDKのお家のリビングです。
ブルーのリビングドアの向こうが階段室になっています。
階段側から見るとこんな感じ。
ガラス面が大きなリビングドアから光が届き、白い壁で明るく…と思ったら、パントリーの引き戸でした。
引き戸を開けると、冷蔵庫のあるパントリーに直接入ることができます。
キッチン側からは、コンロの奥にオープン収納、冷蔵庫、さらに収納棚という並び方。
正面の棚には扉を作り、来客時などは隠してしまうことができます。
リビング側からの視線を計算し、すっきりとした見た目を保つ工夫がされています。
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No.690 住み継ぐ 下町のくらし
水まわりとつなげれば、家事動線をぎゅっと効率化
最後も2階LDK。二世帯住宅の子世帯リノベをご紹介します。
窓側から見て、右手がキッチン、アールの入り口の紺色のアクセントクロスは、洗面室のものです。
キッチンの奥がパントリーで、引き戸を閉めて隠せるようにしました。
洗面室の奥にも引き戸があり、パントリーとつながっています。
つまり、リビング~洗面室~パントリー~キッチンの回遊動線となっている訳です。
水まわりをギュッと集めることで、最短の動きで複数の家事をこなすことができる嬉しい間取り。
水まわりを集中させるのは給排水の面でも合理的なので、リノベーションの費用が抑えられる場合もあります。
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No.686 スープも冷めない距離で暮らす
まとめ
今回は位置と動線に注目しましたが、棚板の数や扉の有無など、使い勝手に合わせてアレンジは自由自在。
リノベーションでパントリーの設置を考えている人は、調理家電や器具、食器やストック食材などまずはリストアップし、数と使用頻度をチェックしてみましょう。