外は雪…でもウチの中は極楽♪ぬくぬく、あったかリノベ

今年の冬は寒いですね。なるべく外に出ずに、おうちのなかでぬくぬくしていたい…でも、かえって家の中の方が底冷えして寒い、なんてこともあります。冬は家の暖房や住宅性能が気になってしまう季節。リノベーションであったかいおうちを手に入れた例をご紹介します。

 

寒がりさんからのラブコール多数！床暖房は足元からポカポカ

「迷った末にあきらめたけど、やっぱり入れておけばよかった」設備として挙がりがちなのが、床暖房。
逆に、リノベで導入した人からは冬に、喜びの声が多数聞こえてきます。


築55年、RC4階建てのワンフロアを、賃貸2室を取り込んで住居にしたおうち。
窓のない玄関との仕切りをガラス張りの建具にするなど、暗さと寒さを解消する工夫をこらしています。


LDKの床に採用したのは、床暖房対応のオーク三層フローリング。
無垢材のもつあたたかい素材感と、実際の床暖房のはたらきで冬でも素足で過ごせるほどに。
足元から部屋全体をあたためてくれる床暖房は、エアコンのように空気が乾燥せず、とっても快適。
ホコリが舞うこともなくヤケドなどの心配もないので、お子さんのいるおうちにも安心ですね。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.777　つなぐ つながる家族

 

憧れの暖炉はメンテナンス性とデザインが進化

身体でも、視覚でもあったまりたい！という方には、炎が見えるストーブや暖炉がおすすめ。
アウトドアが趣味の方や、男性からのリクエストが多いのが暖炉です。
なかでも近年、支持されているのがペレットストーブ。
間伐材や端材が原料の木質ペレットを燃料とするため、薪ストーブより気軽に取り入れることができます。


こちらはお子さまが独立して、夫婦ふたりで快適に暮らすためにリノベーションしたおうちです。
やはりご主人さまの要望で、ペレットストーブを導入しました。


ストーブの周りは、壁と床をタイル貼りにしてお掃除もしやすく。
庭につながる広いウッドデッキも設けました。


煙も少ないため、都市部での設置に適したペレットストーブ。
黒やシルバーだけでなく、こんなキレイなブルーなど、さまざまなデザインのものを選べるようになりました。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.579　夫婦2人、これからの暮らしを楽しむ家

 

ススや煙の出ないバイオエタノール暖炉はマンションにも

さらに気軽に「炎のあるくらし」を手に入れたい！という方におすすめなのが、バイオエタノール暖炉です。


燃料とするのは、とうもろこし、サトウキビなどのバイオマス（生物資源）から作られたエタノール。
ススや煙がでないため、煙突や排気口をつくる必要がありません※。
※燃焼による二酸化炭素が発生するため、定期的な換気は必要です。


そのため、火をつけていないときもスマートな見た目で、メンテナンスも簡単。
設置場所を選ばず、卓上などにおけるタイプもあってマンションでも導入が可能です。


炎のゆらぎを眺めることで、気持ちまでポカポカと温まりますね
ラグジュアリーな雰囲気も、インテリアのポイントになってくれそうです。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.718　非日常と日常を楽しむ　～DualLife Part.1～

 

熱は窓から逃げるもの。基本の断熱・インナーサッシ

もっと根本的な問題解決策として、建物自体の断熱性を上げるリノベーションも効果大です。


明るい2階にLDKを移し、夏の暑さ・冬の寒さを解消するべく、リノベーションしたおうち。
天井と床下には断熱材を充填し、家じゅうをくるむように断熱しました。


窓にも内側からインナーサッシを設置しました。
冬は半分以上の熱が窓から逃げてしまうため、これだけでもかなり効果を実感できるはず。
結露しにくいのでカビなどが発生せず、衛生的に暮らせるのも嬉しいですね。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.785　ずっと暮らしたい家

 

真夏も効果を実感！断熱塗料で家全体を快適に

最後に、断熱リノベーションをもうひとつご紹介します。


こちらは築25年のマンション。
ルーフバルコニーに張り出したかたちのダイニングが印象的な間取りのお住まいです。


窓に囲まれたダイニングは、開放感があってとても明るいのが特長。
しかし、外気の影響を受けやすいため夏は暑く、冬は寒くて、とてもくつろげる環境ではありませんでした。


そこで、窓にはインナーサッシを取り付け、断熱材＋断熱塗料で温熱環境を改善。
居心地が悪く嫌いだったというダイニングが、快適で大好きな場所に変わったそう。
断熱工事は目に見えませんが、おうちの居心地に大きく影響する、大切なものであることが分かります。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.783　窓辺でまどろむ

 

まとめ

戸建へのストーブの設置は近隣の環境を、マンション+床暖房の場合は規約等をしっかり確認しましょう。場合によっては設置できないこともあるので、中古物件探しからの人は、暖房のこともあらかじめ念頭に置いておくといいですね。
断熱工事については、省エネリフォームとして国や自治体から補助金が出たり、減税の対象となる場合があります。工事着工前の申請が必要となりますので、気になる方はあらかじめご相談ください。