これからの人生は、美しく暮らす。セカンドライフのための大人リノベ
2023年8月20日(日)
子どもたちも独立して家を出て、仕事も定年を迎えてひと段落。これからは夫婦ふたりで、ゆったり快適に暮らしたい……そんなセカンドライフのためのリノベーション事例を集めてみました。人生経験を積んできたからこそのムダを省いたシンプルインテリアや、日々を豊かにしてくれるモノたちとの暮らし。憧れてしまいますね。
子どもたち2人の部屋や、ゲストルームにもできる和室を備えた4LDKの間取りを当初は気に入っていたそう。
しかし、15年前に子どもたちも独立し、夫婦ふたりの暮らしに合わせてリノベーションすることにしました。
過ごす時間が長いLDKは、和室を取り込んでゆったりと過ごせる大空間に。
キッチンは、夫もお料理する機会が増えたことから、ふたりで並んで快適に使えるペニンシュラ型を採用。
パントリーを設けたため、スッキリと片付けることができます。
玄関は土間スペースを広げて、普段づかいの靴を収納できるオープン棚と、靴の脱ぎ履きがしやすいベンチを造作。
土間の室内窓の向こうは、居室ひとつ分のスペースを使ったウォークインクロゼットです。
断捨離に加えて、これまで分散していた収納をまとめることで、モノを出すのもしまうのもストレスフリーな住まいになりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.858 飾らない上品さが魅力の大人の住まい
定年退職をきっかけに、新築時からお住まいのマンションを暮らしやすくリノベーションした例です。
床は無垢フローリングを考えていましたが、最終的に足ざわりの良いウールカーペットを採用。
お手持ちの木製家具が映える、落ち着いた居心地の良いLDKをつくりました。
独立していたキッチンはオープンな対面式にして、食事もできるカウンターテーブルを造作。
ダイニングテーブルをなくすことで、リビングがゆったり広々と使え、動きやすくなります。
大理石の天板が美しい玄関収納はベンチにリメイク。
洗面化粧台もそのまま使い、壁にタイルを貼ってイメージを変えています。
まだ使えるものや、品質の高いものは生かしつつ、これからの暮らしにふさわしいかたちに蘇らせました。
この写真の事例詳細はこちら:No.837 思い出をつなぎ余白のある暮らしを
住み慣れたマンションで26年、子育てをしてきたご夫婦。
子どもたちも無事巣立ち、夫婦ふたり暮らしに合わせたリノベーションをすることにしました。
キッチンは憧れていたというグラフテクトで、ダイニングテーブルも同じ素材のものをセレクト。
すっきりとシンプルなのに、壁のタイルなど随所に高級感とこだわりが見えるインテリアがポイントです。
リビング横の和室はスペースを縮小し、床下に収納を設けた小上がりのコーナーに。
妻のお茶のお稽古や、友人とのお茶の時間、着物の着付けにも便利なスペースです。
着物で上り下りしやすいように、可動式の踏み台もつくりました。
独立した子どもたちが泊まりに来たときは、客間に早変わり。
天井に格納したロールスクリーンを下ろせば、落ち着いて眠れる個室にもなります。
これまではしまい込んでいたという自慢の茶道具にも、ふさわしい定位置ができました。
その美しい佇まいを、ふとした時にいつも目に留めることができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.828 お茶香る 和モダン空間
ここからは戸建てです。
子どもが独立後の夫婦ふたり暮らしに加えて、親御さんとの同居を視野に入れてリノベーションしました。
築33年で老朽化していた水まわりの交換はもちろん、床下断熱や断熱サッシへの交換で快適な住環境に。
将来の暮らしを考えて1階に広々としたLDKを配置し、ゆくゆくは1階中心に暮らせるようにしました。
独立したキッチン、リビング、和室と分かれていた間取りをまとめて、LDK+小上がりの和室に。
和室は将来、1階がメインの暮らしになったときは寝室として使うことを想定。
フルフラットよりも少し高さがある方が、ベッドのような感覚で車いすからの乗り移りもしやすいのです。
どこか懐かしいような、昭和ノスタルジーを感じさせるインテリアも素敵ですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.850 これからを暮らしやすく、ノスタルジーを織り込んで
暮らしやすい間取り変更などに加えて、配管や雨漏りの補修など、住まい全体のメンテナンスを行いました。
奥まった場所に独立していたキッチンはオープンにして、簡単な食事やお茶がとれるカウンターを設置。
子どもたち家族が集まった時にみんなでゆったりと食事ができるよう、ダイニングも少し拡げました。
こちらはダイニングと続きのリビング。
サンルームのような明るく心地のよいコーナーで、もともと和室だったとは思えません。
吹抜けの玄関は、LDKと同じグレーを基調とした内装に一新。
上品で明るいヨーロピアンクラシックな空間をつくりあげています。
この写真の事例詳細はこちら:No.805 for old times
見えない部分ですが断熱性能の向上は優先するのがオススメ。ヒートショックを防ぐだけでなく、家の中をストレスなく動き回れることは、家と住む人の健康寿命を格段に延ばしてくれるはず。バリアフリーや断熱のための工事は、国や自治体の補助を受けられることもありますので、気になる方はご相談ください。
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目次
- 住み慣れた4LDKのマンションを、使いやすい2LDK+Sに
- リメイクで、愛着ある品に新しい命を吹き込んで
- 憧れのキッチンや趣味のためのスペースでより充実した毎日
- 親との同居、自分たちの将来も見越して快適で安全な住まいへ
- 子どもや孫が遊びに来たら、みんなで賑やかに過ごせる家に
- まとめ
住み慣れた4LDKのマンションを、使いやすい2LDK+Sに
断捨離で荷物も2/3に減らし、選び抜かれたモノだけを側に
25年前に購入したマンションに、4人家族で暮らしていたご夫婦。子どもたち2人の部屋や、ゲストルームにもできる和室を備えた4LDKの間取りを当初は気に入っていたそう。
しかし、15年前に子どもたちも独立し、夫婦ふたりの暮らしに合わせてリノベーションすることにしました。
過ごす時間が長いLDKは、和室を取り込んでゆったりと過ごせる大空間に。
キッチンは、夫もお料理する機会が増えたことから、ふたりで並んで快適に使えるペニンシュラ型を採用。
パントリーを設けたため、スッキリと片付けることができます。
玄関は土間スペースを広げて、普段づかいの靴を収納できるオープン棚と、靴の脱ぎ履きがしやすいベンチを造作。
土間の室内窓の向こうは、居室ひとつ分のスペースを使ったウォークインクロゼットです。
断捨離に加えて、これまで分散していた収納をまとめることで、モノを出すのもしまうのもストレスフリーな住まいになりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.858 飾らない上品さが魅力の大人の住まい
リメイクで、愛着ある品に新しい命を吹き込んで
退職をきっかけに増えたおうち時間を、より快適に
定年退職をきっかけに、新築時からお住まいのマンションを暮らしやすくリノベーションした例です。
床は無垢フローリングを考えていましたが、最終的に足ざわりの良いウールカーペットを採用。
お手持ちの木製家具が映える、落ち着いた居心地の良いLDKをつくりました。
独立していたキッチンはオープンな対面式にして、食事もできるカウンターテーブルを造作。
ダイニングテーブルをなくすことで、リビングがゆったり広々と使え、動きやすくなります。
大理石の天板が美しい玄関収納はベンチにリメイク。
洗面化粧台もそのまま使い、壁にタイルを貼ってイメージを変えています。
まだ使えるものや、品質の高いものは生かしつつ、これからの暮らしにふさわしいかたちに蘇らせました。
この写真の事例詳細はこちら:No.837 思い出をつなぎ余白のある暮らしを
憧れのキッチンや趣味のためのスペースでより充実した毎日
子どもが泊まりに来たときは客間にもなる小上がり和室
住み慣れたマンションで26年、子育てをしてきたご夫婦。
子どもたちも無事巣立ち、夫婦ふたり暮らしに合わせたリノベーションをすることにしました。
キッチンは憧れていたというグラフテクトで、ダイニングテーブルも同じ素材のものをセレクト。
すっきりとシンプルなのに、壁のタイルなど随所に高級感とこだわりが見えるインテリアがポイントです。
リビング横の和室はスペースを縮小し、床下に収納を設けた小上がりのコーナーに。
妻のお茶のお稽古や、友人とのお茶の時間、着物の着付けにも便利なスペースです。
着物で上り下りしやすいように、可動式の踏み台もつくりました。
独立した子どもたちが泊まりに来たときは、客間に早変わり。
天井に格納したロールスクリーンを下ろせば、落ち着いて眠れる個室にもなります。
これまではしまい込んでいたという自慢の茶道具にも、ふさわしい定位置ができました。
その美しい佇まいを、ふとした時にいつも目に留めることができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.828 お茶香る 和モダン空間
親との同居、自分たちの将来も見越して快適で安全な住まいへ
1階をメインで暮らせる間取りにリノベーション
ここからは戸建てです。
子どもが独立後の夫婦ふたり暮らしに加えて、親御さんとの同居を視野に入れてリノベーションしました。
築33年で老朽化していた水まわりの交換はもちろん、床下断熱や断熱サッシへの交換で快適な住環境に。
将来の暮らしを考えて1階に広々としたLDKを配置し、ゆくゆくは1階中心に暮らせるようにしました。
独立したキッチン、リビング、和室と分かれていた間取りをまとめて、LDK+小上がりの和室に。
和室は将来、1階がメインの暮らしになったときは寝室として使うことを想定。
フルフラットよりも少し高さがある方が、ベッドのような感覚で車いすからの乗り移りもしやすいのです。
どこか懐かしいような、昭和ノスタルジーを感じさせるインテリアも素敵ですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.850 これからを暮らしやすく、ノスタルジーを織り込んで
子どもや孫が遊びに来たら、みんなで賑やかに過ごせる家に
6人掛けのダイニングテーブルを置いてもゆったり
最後は築40年。暮らしやすい間取り変更などに加えて、配管や雨漏りの補修など、住まい全体のメンテナンスを行いました。
奥まった場所に独立していたキッチンはオープンにして、簡単な食事やお茶がとれるカウンターを設置。
子どもたち家族が集まった時にみんなでゆったりと食事ができるよう、ダイニングも少し拡げました。
こちらはダイニングと続きのリビング。
サンルームのような明るく心地のよいコーナーで、もともと和室だったとは思えません。
吹抜けの玄関は、LDKと同じグレーを基調とした内装に一新。
上品で明るいヨーロピアンクラシックな空間をつくりあげています。
この写真の事例詳細はこちら:No.805 for old times
まとめ
人生100年といわれる昨今ですが、趣味のためのスペースをつくったり、子どもがいた時は汚しそうだから…と敬遠していたインテリアに挑戦したりしながらリノベも楽しみましょう。見えない部分ですが断熱性能の向上は優先するのがオススメ。ヒートショックを防ぐだけでなく、家の中をストレスなく動き回れることは、家と住む人の健康寿命を格段に延ばしてくれるはず。バリアフリーや断熱のための工事は、国や自治体の補助を受けられることもありますので、気になる方はご相談ください。