お洗濯をもっとラクに!戸建てのランドリースペースと洗濯動線のリノベ事例
2024年6月16日(日)
ほぼ毎日やっているのに、なかなか効率的に動けない家事のひとつに「洗濯」があります。洗うのは洗濯機がやってくれるけど、干して、たたんで、しまって、と家の中を動き回る必要があるうえに、乾くまでに時間がかかり、一気に済ませられない……そんな悩み多き洗濯を少しでもラクにする工夫を取り入れた事例を集めてみました。
南側の日当たりのよい場所に、天窓つきのランドリールームをつくった例です。
洗濯機に物干し、アイロンがけや洗濯物をたたむのに使えるデスクも設置しました。
すぐ隣りがクローゼットなので、しまうのもラクラク♪
リビングダイニングからは見えないように、それぞれ半透明ガラスの建具で仕切ることもできます。
バスルーム&脱衣室からは、キッチンを通って一直線の間取り。
脱衣室で脱いだものもすぐに運んで、そこからは最小の動線で洗う→しまうまでを一気に済ませられます。
間取図で見るとこんな感じ。
家事のほぼすべてが1階で完結できるのが分かります。
この写真の事例詳細はこちら:No.671 家事動線は働く主婦の強い味方
洗面脱衣室兼ランドリールーム、というパターンも多いと思います。
こちらもそのひとつ、天井に内蔵できる伸縮物干しバーを設置した例です。
キッチンからパントリーを経て、左に曲がると洗面脱衣室兼ランドリールームへ。
そこからリビングダイニングのドアに抜けることができます。
間取図でみるとこの通り、回遊動線になっていますね。
収納と家事の場所をぎゅっとまとめて、最小限の動きで済むように配慮されています。
この写真の事例詳細はこちら:No.903 warm house
家事動線をコンパクトにまとめるなら、キッチンのすぐ隣に洗面室、という間取りはやはり合理的です。
こちらは脱衣室兼ランドリールームからバスルームへ、という配置例。
もちろん入浴時には引き戸を閉めることができます。
洗面カウンターはさらに隣の独立した洗面室に置き、入浴中も気兼ねなく手や顔が洗えるように配慮。
洗面室は階段やリビングからもアクセスしやすい場所で、入り口をオープンに。
身支度にも便利で、お客様にも使ってもらいやすいですね。
アール型垂れ壁で切り取られたグリーンのクロスが空間のフォーカルポイントにもなります。
間取り上で見ても、家事動線がコンパクトにまとまっています。
マンションなどで脱衣室兼ランドリールームをつくる場合は、廊下に洗面シンクを出すのもオススメです。
この写真の事例詳細はこちら:No.914 ナチュラルリビングにお気に入り空間をつなげて
こちらはリノベーションと迷った末に、建て替えを選んだおうち。
リビングのお隣り、ブラックの室内窓の向こう側が洗濯室兼ランドリールームです。
奥には洗濯機とたっぷり室内干しができる物干し、カウンターデスクまで備えたユーティリティスペース。
リビングとはバルコニーでもつながっています。
お天気のいい日は外干しで、思いきりお日さまの光を当てることができますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.604 長期優良の新築。という選択
こちらはリビングの一角、日当たりのいい窓際に部屋干し用のハンガーバーを取り付けた例。
ここに洗濯物を干して、取り込んだ洗濯物をそのまま小上がり畳でたたむことができます。
普段はひと続きの空間として開放的に使いつつ、洗濯物がある状態での来客時にはスクリーンで仕切りも。
すぐにたたむ時間がなくても、ざっと置いて置ける小上がり畳は便利な存在です。
この写真の事例詳細はこちら:No.897 気分はすっかり西海岸!
リノベーションは「うちの場合はどうかな?」と普段の暮らしを思い出すことから始まる……というと大げさでしょうか。日頃から不便に感じていることや「こうだったらいいのに」ということをメモしておくと打合せの時に役立ちます。ぜひ「自分にとっての」理想の洗濯動線を手に入れてください。
――――――――――――――――
目次
- キッチンを中心にランドリールームを一直線につなぐ動線
- ランドリールームを中心にぐるぐる回遊できる間取りに
- キッチン直結の脱衣室兼ランドリールームと洗面室を分けて
- 外干し派に♪リビングの隣にバルコニーとつながる家事室
- リビングの一角に洗濯物干し&たたみができる小上がり畳
- まとめ
キッチンを中心にランドリールームを一直線につなぐ動線
【戸建て|築24年|リノベ面積 約95㎡】
南側の日当たりのよい場所に、天窓つきのランドリールームをつくった例です。
洗濯機に物干し、アイロンがけや洗濯物をたたむのに使えるデスクも設置しました。
すぐ隣りがクローゼットなので、しまうのもラクラク♪
リビングダイニングからは見えないように、それぞれ半透明ガラスの建具で仕切ることもできます。
バスルーム&脱衣室からは、キッチンを通って一直線の間取り。
脱衣室で脱いだものもすぐに運んで、そこからは最小の動線で洗う→しまうまでを一気に済ませられます。
間取図で見るとこんな感じ。
家事のほぼすべてが1階で完結できるのが分かります。
この写真の事例詳細はこちら:No.671 家事動線は働く主婦の強い味方
ランドリールームを中心にぐるぐる回遊できる間取りに
【戸建て|築22年|リノベ面積 約54㎡】
洗面脱衣室兼ランドリールーム、というパターンも多いと思います。
こちらもそのひとつ、天井に内蔵できる伸縮物干しバーを設置した例です。
キッチンからパントリーを経て、左に曲がると洗面脱衣室兼ランドリールームへ。
そこからリビングダイニングのドアに抜けることができます。
間取図でみるとこの通り、回遊動線になっていますね。
収納と家事の場所をぎゅっとまとめて、最小限の動きで済むように配慮されています。
この写真の事例詳細はこちら:No.903 warm house
キッチン直結の脱衣室兼ランドリールームと洗面室を分けて
【戸建て|築30年|リノベ面積 約128㎡】
家事動線をコンパクトにまとめるなら、キッチンのすぐ隣に洗面室、という間取りはやはり合理的です。
こちらは脱衣室兼ランドリールームからバスルームへ、という配置例。
もちろん入浴時には引き戸を閉めることができます。
洗面カウンターはさらに隣の独立した洗面室に置き、入浴中も気兼ねなく手や顔が洗えるように配慮。
洗面室は階段やリビングからもアクセスしやすい場所で、入り口をオープンに。
身支度にも便利で、お客様にも使ってもらいやすいですね。
アール型垂れ壁で切り取られたグリーンのクロスが空間のフォーカルポイントにもなります。
間取り上で見ても、家事動線がコンパクトにまとまっています。
マンションなどで脱衣室兼ランドリールームをつくる場合は、廊下に洗面シンクを出すのもオススメです。
この写真の事例詳細はこちら:No.914 ナチュラルリビングにお気に入り空間をつなげて
外干し派に♪リビングの隣にバルコニーとつながる家事室
【戸建て|新築|延床面積 約100㎡】
こちらはリノベーションと迷った末に、建て替えを選んだおうち。
リビングのお隣り、ブラックの室内窓の向こう側が洗濯室兼ランドリールームです。
奥には洗濯機とたっぷり室内干しができる物干し、カウンターデスクまで備えたユーティリティスペース。
リビングとはバルコニーでもつながっています。
お天気のいい日は外干しで、思いきりお日さまの光を当てることができますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.604 長期優良の新築。という選択
リビングの一角に洗濯物干し&たたみができる小上がり畳
【戸建て|築31年|リノベ面積 約117㎡】
こちらはリビングの一角、日当たりのいい窓際に部屋干し用のハンガーバーを取り付けた例。
ここに洗濯物を干して、取り込んだ洗濯物をそのまま小上がり畳でたたむことができます。
普段はひと続きの空間として開放的に使いつつ、洗濯物がある状態での来客時にはスクリーンで仕切りも。
すぐにたたむ時間がなくても、ざっと置いて置ける小上がり畳は便利な存在です。
この写真の事例詳細はこちら:No.897 気分はすっかり西海岸!
まとめ
「他の家事動線とまとめて、家の中の移動距離を短く」などのセオリーはあるものの、ランドリールームの配置や広さはおうちによって違います。それも当然で、洗濯は洗濯物の量や質、洗濯機を回す時間や頻度、干し方、しまい方などが家庭によって千差万別だから。リノベーションは「うちの場合はどうかな?」と普段の暮らしを思い出すことから始まる……というと大げさでしょうか。日頃から不便に感じていることや「こうだったらいいのに」ということをメモしておくと打合せの時に役立ちます。ぜひ「自分にとっての」理想の洗濯動線を手に入れてください。