組み合わせで探る「ペンダントライト」のベストバランス

リビングダイニングの主役級アイテムといえば「ペンダントライト」。種類が豊富なのでカブリにくく、「これぞ我が家」というデザインのものを皆さま探して、愛用されています。複数使いすることも多いため、意外と悩むのが設置したときのバランス。大きさやかたち、数は？マネしたい例を集めてみました。
 

シンプルな形も大中小並べれば表情豊かに

ダイニングやキッチンのペンダントライトは、同じデザインのものを２、３個並べるのが定番です。


こちらは、シンプルな丸いガラスのライトを、サイズ違いで並べた例。


手前から、大中小と並べることで、空間にリズムが生まれるのが分かります。
ペンダントライトだけでなく、椅子も色や形をあえてバラバラにしていますね。
揃えすぎず少しだけずらすことで、いい意味での生活感がプラスされて、こなれた雰囲気になります。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.746　日々の使いやすさとお互いの気配
 

素材とかたちが際立つアートなリビング＆ダイニング

つづいてご紹介するのは、カラフルな抽象画が映えるダイニング。
主役はアートなので、ペンダントライトはやや控えめにも見えますが…？


よく見ると、真鍮とダークな色味のガラスが個性的なデザイン。
そろばんのコマのような形がユニークで、なかなか見ないカタチです。


こちらのおうちはリビングの照明もペンダント型で、丸いものを3つまとめて下げています。
金属のような素材感がかっこよく「どこのですか？」と思わず聞いてしまいそう。
リビングとダイニング、全く違うデザインですが、ライトの色味を合わせて統一感をはかっています。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.751　Luxury living　～自分たちのスタイルで～
 

ハンガーパイプと同素材でお部屋にテーマを

照明同士ではなく、お部屋のほかのアイテムと揃えるのもオススメの方法。


ダイニングキッチンのアクセントは、きのこのようなかたちの真鍮のライト。
経年変化も楽しめる真鍮を選ぶことで、お部屋にノスタルジックな雰囲気が加わります。


リビング窓際には同じ真鍮色のハンガーパイプが。
ホワイトやブラックのパイプはよく見かけますが、この色は珍しいですね。
グリーンをハンギングして窓辺を彩っています。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.774　たいせつに育む家族時間
 

タイルとイメージを合わせて大人の洗練空間

他のアイテムとの組み合わせ例をもうひとつご紹介します。


先ほどと同じ真鍮素材でも、かたちが違えばイメージもガラリと変わりますね。
こちらは細長く、金属の無機質さを強調したソリッドなデザイン。


キッチン壁のタイルも縦長のものを採用することで、連続したパターンの美しい視覚効果が生まれました。
タイルも揃い目地で大人っぽく、洗練された空間となっています。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.755　【 無題 】
 

共通項は「好き！」異なるデザインを組み合わせて遊ぶ

最後は、これまでとは発想を変えたペンダントライトの選び方例です。


柱や梁を現しにしたLDKで、ダイニングとキッチンの照明は全く異なるデザイン。
ダイニングでは、アメリカのダイナーにあるような大きめの黒いライトが、家族の団らんを照らします。


キッチン側は、繊細な模様ガラスのものをふたつ。
真鍮との組み合わせや、お花のように開いたかたちが可憐なデザインです。


キッチン壁のタイルはピンクで、住む人の「これが好き」が伝わってくる空間。
ポップなイメージとアンティークなアイテムが絶妙のバランスでまとめられています。
もっと自由に、おうちづくりを楽しんでいいんだ！そう思わせてくれる事例です。

この写真の事例詳細はこちら： 事例No.764　階段から始まるみんなの憩いの場
 

まとめ

ご自身で選んで購入する「施主支給」の割合が高めなペンダントライト。前から使いたいと思っていたものや、気になるプロダクトがあれば早めにプランナーにご相談ください。というのも、ペンダントライトは単独ではお部屋全体を照らせないため、ダウンライトなど他の照明との組み合わせが必要になってくるから。全体の照明計画に早めに取り入れて、昼も夜も、お気に入りのペンダントライトに活躍してもらいましょう。